2023-01-01から1年間の記事一覧

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「物理的次元では科学的に理屈どおりにやれば誰でもできる。でないとおかしい。気の次元はその次」「縦の力があって横の力が出る。だからいつも姿勢はまっすぐに」「かたちはできてるんだけど意識が小さい。もっと先の先ま…

火の鳥 エデンの花

試写にて。人類の多くが地球を離れ他惑星に移住した未来、惑星の1つエデン17で1300年の人工冬眠からさめた女性ロミとその遠い子孫である少年コムが故郷の地球をめざす旅に出る。。手塚治虫の大傑作「火の鳥」12編中、「望郷編」の初の映像化。原作は遠い昔…

ルー、パリで生まれた猫

原題は「Mon chat et moi, la grande aventure de Rrou」。オンライン試写にて。10歳のパリっ子クレムと彼女がアパルトマンの屋根裏で見つけたキジトラの子猫ルーの成長物語。いろんな猫の動作や表情が見ていて飽きないのはいうまでもなく、森の美しさと苛烈…

PATHAAN/パターン

劇場にて初日かちこみ。インドの諜報機関の凄腕エージェント、その同僚だったが今は最強の敵となったテロ組織首領、そこにからんでくるパキスタンの諜報機関エージェントの三つどもえの戦いと国家存亡の危機を描く、「バンバン!」(14)「WAR ウォー!!」(1…

異国での生活から

先日、ベトナム映画祭2023にて。出稼ぎに来た台湾で不法滞在者となったベトナム人女性タオ・ヴァンの苦難と奮闘の日々を中心に数名の不法滞在ベトナム人労働者の姿を追った、曾文珍監督による社会派&ヒューマンドキュメンタリー。監督の名前はどこかで聞い…

イ・チャンドン アイロニーの芸術

昨日、特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティブ4K」にて。公式サイトの引用になりますが「フランスのドキュメンタリー監督アラン・マザールの脚本を元に、被写体であるイ・チャンドン自らが総力を上げてコラボレーションした」というこれが日本初公開の…

MEG ザ・モンスターズ2

こと原題「Meg 2: The Trench」。劇場にて。我らがジェイソン・ステイサム無双映画にして新たなバディ呉京との相性が期待以上にゴキゲンな次から次へと危機が襲いかかって問答無用で楽しませてくれる海洋アクション。前作の李冰冰が自分としては正直違和感が…

熊は、いない

オンライン試写にて。2010年に映画撮影と出国を禁じられたイランの名匠ジャファル・パナヒ監督自身が主人公として登場し、トルコから密出国しようとする夫婦のドキュメンタリーの製作トラブルと監督がトルコ国境近くの小さな村でまき込まれる事件との2つが…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「暑いときはできるだけ力を使わない練習をするのにいい。合気道はほとんど筋力を必要としないから」「真言とか、正しい言葉。正しい形。正しいものには力がある」「流体法で、中心からの流れを距離をつかって相手に伝える…

ヴァチカンのエクソシスト

劇場にて。公開が始まって1ヶ月以上なんだかんだでタイミングが合わず上映回が減ってきてあせってましたが間に合ってよかった噂どおり期待どおりの面白さ! 陰陽師とか霊幻道士とか祟り系やお祓い系がもともと好きな上にローマ教皇に仕えた実在のチーフ・エ…

君は行く先を知らない

英語原題は「HIT THE ROAD」。オンライン試写にて。イランの辺境を走る一台の車。乗っているのは中年の夫婦と、その息子で年の離れた兄と弟の4人。映画が始まってまもなくヤンチャざかりの下の子だけがなんのために一家でこうして旅に出たのか知らないこと…

ふたりのマエストロ

原題「MAESTRO(S)」。先日オンライン試写にて。人気指揮者の息子(イヴァン・アタル)の活躍を素直に喜べない往年の名指揮者が、ミラノ・スカラ座から電話を受け音楽監督就任のオファーに舞い上がるが、それは息子へのオファーを先方が親父の方へ電話してし…

バービー

先日劇場にて。いろんなバービーたちがハッピーに暮らす人形の世界で、とびきり典型的なバービー(マーゴット・ロビー)がある時なぜか“死”について考えた時から現実社会との間に割れ目(まさかまさかの暗喩だったりするのか?)ができて劣化が始まり、問題…

狼群/ウルフパック

こと原題も「狼群」。先日カリコレ2023にて。イラクの砂漠を舞台にテロ集団による油田の破壊工作を防ぐべく雇われた傭兵チーム「背嵬」の葛藤と死闘を描く、22年の中国作品。不覚にもノーチェックでしたが思いっきり掘り出しもので、スクリーンで見られて良…

ベトナム映画祭2023 & ベトナム映画の現在 plus

お知らせをいただきましたm(_ _)m 日越外交関係樹立50周年を記念して、近々、ベトナム映画祭および特集上映が開催されます。ベトナム映画祭2023はK's cinemaにて8月19日〜9月1日。ベトナム映画の現在 plusはアテネ・フランス文化センターにて8月17日〜19日(…

稽古

武器法クラス@T道場。しーふーいわく「斬りは刀を抜いてからでなく鞘のうちから始まっていなくてはならない。そのためには流体法で抜く」「合気は相手とぶつからず流れを合わせる。対立でなく相手を自分の一部にする。刀も“持つ”のではない。刀は自分の中に…

宇宙探索編集部

こと原題も同じく「宇宙探索編輯部」。オンライン試写にて。先の大阪アジアン映画祭で上映されめでたく一般公開が決まった21年の中国映画で、廃刊寸前のUFO雑誌「宇宙探索」の編集長が、辺境の村で宇宙人を見たという情報にふるいたち、腐れ縁で長年編集部に…

SISU/シス 不死身の男

オンライン試写にて。第二次大戦末期のフィンランドはラップランドの荒野を舞台に伝説の老兵がナチス戦車隊を一人また一人と地獄にたたき落としていく、ごりごりのアクション・バイオレンス。本国で大ヒットしたというだけあって、ひかえめに言っても最高!…

キングダム 運命の炎

先日劇場にて。シリーズ3作目となる本作は山崎賢人演じる信があくまで主人公でありつつ実質ど真ん中でドラマを盛り上げたのは大沢たかお演じる王騎だった感。うふっ、とか、くっくっく、とか、自分は原作未読につき(すいません)シンクロ度はわからないん…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「暑い時は無駄に動かず力を入れない練習をするチャンス」「尾骶骨を立てると体軸がはっきりする。上下の張りに気をつけると尾骶骨が立つ。どっちも同じことなんだけど、人によってどっちに気をつけると修正しやすいのかが…

プロジェクトX-トラクション

こと原題「Hidden Strike」。Netflixにて。成龍とジョン・シナ主演の中米合作アクション大作。イラクの砂漠を舞台に、テロ集団に襲われた製油所とそこで働く人々を救うためそれぞれ軍事に精通する2人の男が立場の違いを超えて敵に立ち向かう。互いに相手に…

燃え上がる女性記者たち

試写にて。英語タイトルは「Writling With Fire」。02年にウッタル・プラデーシュ州でダリト(不可触民)の女性たちが創刊した草の根メディア「カバル・ラハリヤ」(ニュースの波、の意)の活動を3年にわたって撮影し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で市…

キン・フー 武俠映画の王 後編

こと原題「大俠胡金銓第二部曲 斷腸人在天涯」。先日、台湾文化センターおよびアジアンパラダイスさん共催の台湾映画上映イベントのオンライン上映にて鑑賞。胡金銓監督の経典的名作の数々をゆかりの映画人らのコメントと共にたどった前編のある種の高揚感に…

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン

オンライン試写にて。医療用通報装置の誤作動(と思われる通報)により一人暮らしで精神疾患のある初老の黒人男性の部屋に警官3人が安否確認に赴くが、過去の経験から警官に強い不信感を持つ男が入室を拒否したため逆になんらかの犯罪への関わりを疑われ。…

ロスト・キング 500年越しの運命

オンライン試写にて。職場でも家庭でも存在感のうすい中年女性が、シェイクスピアの戯曲で残忍・醜悪なイングランド王として描かれそのイメージが広く知られるリチャード三世(1452-1485)の悪名が後世に作られたものと信じるに至り、リチャード三世愛好家グ…

ゴンタウ/降頭

原題も「降頭」。我らが邱禮濤監督の07年作品で、降頭という暗黒呪術モノ。ざっくりいえば鄭浩南演じる主人公ロッマンのとあるやらかしのせいで周囲の人々が次々と凄惨な呪いに巻き込まれ、呪いには呪い返しだ!とロッマンが立ち向かおうとするもさらにやば…

ランガスタラム

先日劇場にて。公式サイトによれば今や国際的スターのラーム・チャラン自身が「役者人生の転換点」と語る伝説の名作だそうで「RRR」より早い18年作品。「RRR」の大ヒットのおかげで公開されてありがたいことです。1980 年代、独裁者的村長の支配下で農民たち…

稽古

会主講習会@I道場。しーふーいわく「最初は大きくやって、だんだん小さくできるようにする。円から点にする」「引っ張らないで、相手の中心に向かって出す」「信じるだけでなく疑うことも必要。つまり、ただ信じるのではなく自分で考えるということ」

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

原題も同じく「Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One」。公開初日に劇場にて。深く考えるヒマを与えないジェットコースター的展開と期待値をぶっちぎってさらなる高みを目指すトムクル渾身のアクションがすごくて気づいたら163分経ってました。。…

君たちはどう生きるか

劇場にて。まったく宣伝を打たず公開されて初めてどんな映画なのかわかるという豪胆なジブリ戦略(というか鈴木プロ戦略)自体が話題を呼んだ宮崎駿監督最新作。その意を汲んでかどうか少なくとも自分が目にしたSNS周辺についていえばねたバレ的な書き込みを…