2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大つごもり

あっという間にまた1年が終わりますねー。来年もいっぱいステキな映画と出会えますように。 みなさまよいお年をお迎えください。

極私的マイベスト2015

今年もたくさん映画を見てたくさん印象的な作品と出会うことができました。例によって見そこねているものも多々&好みの偏向ありですが、勝手にマイベストをば。旧作・公開前作品を含む今年初見のものから。順不同、見た順です。Mommy/マミー ザ・トライブ …

張孝全

昨日が32歳の誕生日でした。というのをこちらの記事で知ったのですがそれはともあれ付き合ってまだ5ケ月くらいのガールフレンドVicky(一般人なのかな?)に求婚したのではないかとウワサされているもようです。。彼女の左手に指輪が光っている写真が根拠ら…

老炮儿

クリスマスに公開され目下大ヒット中の管虎監督の新作。出演は馮小剛、張涵予、李易峰、呉亦凡、許晴ほか。中でも主人公・六爺を演じた名監督の馮小剛は先の台湾金馬奨で最優秀主演男優賞を獲得し話題になりました。予告編を見るとめっちゃ面白そう。そして…

クリード チャンプを継ぐ男

劇場にて鑑賞。途中まではけっこう平常心で見ていたのに、後半はもうちょっとしたセリフや風景やシチュエーションだけであっけなく涙がこぼれ、あれっ自分また泣いてるよ?という感じで我ながらびっくり。かつて満場の映画館で「ロッキー」を見て血わき肉躍…

光りの墓

昨日試写にて鑑賞。アピチャッポン・ウィラーセタクンの最新作。もしかすると一種の慣れともいえるかもしれないし、人物関係や物語の骨格がいつになく分かりやすかったからかもしれないけれど、今回初めて「ん?今のシーンの意味は?」と考えることなく心地…

聖誕節快楽★

中華な群星のクリスマス画像(89枚!)がこちらに。

安陽の赤ちゃん

こと原題「安陽嬰児」。中国インディペンデント映画祭にて鑑賞。実のところ王超監督特集の4本はいずれもこれまで未見でして、残すところあと1本つまりこれが3本目なんですが、すすけたような建物と車と人々がひしめく安陽の街を舞台に独身男と捨て子の赤…

原題同じ。先日、中国インディペンデント映画祭にて鑑賞。毛沢東の共産主義に傾倒していたにもかかわらず反右派闘争で右派とされ22年にわたり強制労働所や刑務所にいた作家・張先癡の苦難の半世を、本人の回想と演劇的手法を組み合わせて描いた邱炯炯監督作…

独裁者と小さな孫

劇場にて鑑賞。中央アジアとおぼしき独裁国家を舞台に、革命で権力の座を追われた大統領が5歳の孫を連れて命がけの逃避行に出る…。架空の国を舞台にし、かつ無邪気な孫の目を通すことでかえって権力や武器を持つ者たちによって繰り返しされてきた暴力と愚か…

リザとキツネと恋する死者たち

劇場にて鑑賞。3月にOAFFでかかって以来なんかえらく評判が良いのでなるたけ前知識を入れないようにして楽しみに公開を待ってましたが、いやもう驚きの面白さでした。死屍累々のホラーにしてコメディでありなおかつ感動のラブストーリー、そしてある種のア…

わたしはマララ

先日、劇場にて鑑賞。自分の中ではイスラーム映画祭つながりでちょうどタイミングが良かった。ノーベル平和賞を最年少の17歳で受賞したパキスタンの少女の生い立ちと家族とりわけ父親の影響、“はじめはまともなことを言っているように思えた”タリバンが人々…

スター・ウォーズ フォースの覚醒

劇場にて鑑賞。朝7時台の回に行ったのでさすがに混んではいなかった。それでも半分くらいは入っていたかな。さすが超がつく話題作であります。上映前のCMと予告編がはんぱなく長くて寝そうになりましたがいよいよスタートすると冒頭から最近絶賛マイブー…

ガザを飛ぶ豚

イスラーム映画祭にて鑑賞。パレスチナで貧しい暮らしを送る猟師がまさかのブタ(ムスリム的には到底受け入れられない不浄の存在)を海から引き上げてしまったことに端を発する社会派コメディ。風刺をファンタジーと笑いに落とし込んだ包容力にほんわかとし…

神に誓って

イスラーム映画祭2015にて鑑賞。平日昼間なのにガチで満席、そして満席も納得のすごいパキスタン映画でした。前知識なく見たこともあってほとんど呆然とするほど衝撃的にして感動的。あとから知ったのですが、社会現象を巻き起こした大ヒット作だそうで、原…

ベテラン

劇場にて鑑賞。ウワサは聞いてましたがほんとに面白くて大満足。リュ・スンワン監督GJです。韓国映画界きってのアクション通ぶりはこれまでの作品でもいかんなく発揮されしかも1作ごとに作品的に進化してきて本作は現時点で過去最高の代表作といえるんで…

凱里ブルース

こと原題「路邊野餐」。昨日、中国インディペンデント映画祭にて鑑賞。貴州省の小さな町の診療所で働く主人公が、売られてしまった甥を探しに出かける物語。最初のほうは話の設定がバラバラにつなぎ合わされている感じで「??」だったんですが、カメラに羽…

原題同じ。中国インディペンデント映画祭にて鑑賞。雪に覆われた地で孤独に生きる老人が小さな生き物につかの間の安らぎを見出すが…。主演は中国版「怪しい彼女」こと「20歳よ、もう一度」のヒロインに尽くすおじいさん役、最近ではファッションショーのモデ…

稽古

武器法クラス@I道場。しーふーいわく「凝縮と開放。相反することを同時にやる。一生懸命はいいが一生懸命に落ちないこと」「中心に入れば全体が見える」「流れを切るな」「鍛練法は身体になじむように作られている。数をやってなじませること。合気と居合…

トラップストリート

こと原題「水印街」。本日が初日の中国インディペンデント映画祭2015(CIFFT)にて鑑賞した、「薄氷の殺人(原題:白日焰火)」「春夢(原題同じ)」等のプロデューサーである文晏の初監督作品。測量士の青年が仕事中に見かけた女性に心惹かれたことから地図…

ハッピーエンドの選び方

劇場にて鑑賞。 愛妻と共に老人ホームで暮らすアマチュア発明家のヨヘスケル。末期の病に苦しむ親友の妻から夫を楽にさせてあげてほしいと懇願され、とある機械を作り上げたことから、思いがけない展開に…。見る人それぞれに「もし自分だったら」と考えさせ…

コードネームU.N.C.L.E.

昨日劇場にて鑑賞。昔なつかしい(といっても残念ながら自分は見ていないんですが)TVのナポレオン・ソロシリーズをベースにした、冷戦時代に事情によりコンビを組むことになった米ソのスパイ同士のバディムービー。面白かった! 今どきの最新機器などない…

キャロル

試写にて鑑賞。 名作。 詳しいことは書かずにおきますが、自分はしきりと「藍宇」が思い出されて、胸苦しいような思いと余韻にひたってしまいました。あ、でも「ネタばれするなよゴルァ」と怒らないでくださいね。舞台も時代もストーリーもちがいます。ちが…

アンジェリカの微笑み

劇場にて鑑賞。 今年4月に106歳で亡くなったマノエル・ド・オリヴェイラ監督の101歳(!)のときの作品。若くして死んでしまった美女アンジェリカとその死に顔を撮影した青年写真家とが惹かれあう不思議な物語。舞台は現代(近代?)のポルトガルなのだけれ…

柯俊雄、死去

若いころは文芸作品の二枚目スターや戦争映画のヒーロースター、中年以降は主に親分系・悪役系のバイプレーヤーとして、50年以上にわたり約200本の映画に出演した台湾映画界の大ベテランが昨日70歳で病気のため亡くなりました。恋愛スキャンダルや政治家活動…

Re:LIFE リライフ

劇場にて鑑賞。代表作となった1本の脚本でオスカーに輝いたものの今やすっかり落ちぶれた中年脚本家が、生活のため地方の大学で脚本のクラスを担当することになるが、やる気ゼロなうえに女子大生とさっそく関係してしまい…。饒舌で繊細で酒と女でトラブりや…

ハンガーゲーム FINAL レボリューション

昨日、劇場にて鑑賞。このシリーズが始まったころは「ハリウッド映画によくある近未来の地球の危機を正義の味方が救う系だろう」くらいに思ってて(すいません)全然見てなかったんですが、ジェニファー・ローレンス目当てに後になってシリーズ1から見てみ…

007 スペクター

劇場にて鑑賞。本日初日なので詳しいことは書かずにおきますが期待どおりがっつり楽しませてもらいました。今回は、もちろんアクションの見せどころありまくりながらむしろドラマ重視だったかなという印象なのと、特にマイ女神のひとりレア・セドゥが魅力的…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「合気は対立を超えた世界。ただし合わせるための合わせではなく、合わせることで相手も自分も伸びなければ」「たとえば昔の達人がとんでもない技をやっていたのを、不思議だなあ、どうやったんだろうと思う。自分をゼロ…

無色 / 行者 / 無無眠 / 秋日

昨日、FILMeXの蔡明亮特集にて鑑賞。「無色」「行者」「無無眠」は真っ赤な袈裟をまとった李康生が大都会の中をひたすらゆっくり移動し、見るほうもいつしかそのゆっくりさに同調もしくは麻痺していくような不思議な魅力に満ちたシリーズ。渋谷でも撮ってい…