2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

豬哥亮

興収1億(台湾元)を超えると大ヒットとされる台湾で、最新作の「大囍臨門」を含め4本の主演作がすべて1億を突破したマネーメイキングスター。一時期いろいろあって芸能界から姿を消していたようですが、彼のカムバックで台湾にお正月映画が定着(復活?…

Mommy/マミー

試写にて鑑賞。美しく若き鬼才グザヴィエ・ドランによるカンヌ映画祭審査員特別賞作品(ゴダール監督の「さらば、愛の言葉よ」と同時受賞というのがまたかっこよすぎる…)。「私はロランス」で驚きとともに認識して以来目が離せない監督ですが、これまでにも…

やさしい女

ロベール・ブレッソン監督による69年の経典的名作。デジタル・リマスター版で29年ぶりの劇場公開が決まり、ひと足お先に試写にて見せていただきました。とある夫婦の、愛と呼べるものは確かに存在するのに絶望的なまでの分かり合えなさ。今見てもまるで今の…

アメリカン・スナイパー

劇場にて鑑賞。正義と愛国の名のもとに敵をひたすら殺し続けた実在の伝説的狙撃手の物語。言葉を失ったまま無音のエンドクレジットをぼうっとながめているしかないような重たい余韻と、それでいて第一級の商業映画としての見せ方のうまさと…今さらですがあら…

小さき声のカノン

試写にて鑑賞。 もうじき4年目となる3.11。原発は完全にコントロールされてるとかウソすぎだろ閻魔様に舌引っこ抜かれてしまえと思いながらも思うだけなら簡単だがじゃあどうすればという状況で誰よりも待ったなしの危機感を持つ小さい子を持つ親とりわけ母…

ザ・トライブ

試写にて鑑賞。全編台詞なし字幕なし手話のみでの進行ということだけしか知らずに見たこともあってこんな映画が撮れるのかという驚きに満ちた、万人向けとはいえないかもしれないけれど不穏で激しく切ない傑作。 公式サイトはこちら。

稽古

昨日の合気クラス&会主講習会。しーふーいわく「まずはしっかり受けろ。剛がやれて柔がやれる。最初から柔でやるのはむずかしい。よほど太極拳のようにゆっくりと時間をかけて身体を練っていかないと」「僕はみんなを引っ張ってるけど、僕も引っ張られてそ…

全力扣殺

こと大阪アジアン映画祭上映タイトル「全力スマッシュ」。監督:郭子健、主演:何超儀、鄭伊健、謝君豪、鄭中基 、梁漢文、劉浩龍、林敏驄、邵音音。これが買えたら行くぞと決めていたんですが本日無事チケット落手できたのでこれまで行きたい行きたいと思い…

妻への家路

こと原題「帰来」。試写にて鑑賞。 あまりにも長いこと夫を待ち続けたヒロインの「記憶」の物語であるとともに妻のもとへ届くあてのない手紙を書き続けた夫の「記録」の物語でもあり、張藝謀×鞏俐×陳道明という鉄板でないわけがない組み合わせを堪能。原作は…

張震

春節快樂! というわけで夕べの春晩の表演がとっても良かった張震がこちらでそのことも含めていろいろコメントしています。あのお召し物は張叔平だったんですね〜もうほんと愛されてますね〜。今年はパパになるそうでめでたさもひとしおです。

江山如画

旧暦除夕の今夜、中央電視台の年越し番組「春節晩会」にて呉京と張震が河南少林塔溝武校の48名の学生と共に披露する表演。関連記事はこちら。春晩はいろいろ興味のあるパートもあるものの全部見る気力はちょっとなく…しかしこれは見ずにはおれませんです。呉…

フォックスキャッチャー

劇場にて初日鑑賞。実際の事件にもとづいた映画ということだけ分かってましたが最初から最後まで持続する不穏さに圧倒されるアカデミー賞5部門ノミネート作品。オスカーの呼び声も高いスティーヴ・カレルはもちろんマーク・ラファロとチャニング・テイタム…

パプーシャの黒い瞳

試写にて鑑賞。20世紀のポーランドで、読み書きをしないジプシーとして生まれながら言葉に興味を持ち文字を覚え詩才を開花させ、結果的にそれゆえ悲惨な運命をたどることになった実在の女性詩人の物語。モノクロの映像がひときわ美しくやるせなく鎮魂歌のよ…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「手は小指を、足は親指側を締めること」「最初から柔で剛を制することはできない。剛が分かって柔が分かる」「僕らは川のあぶくのようなもの。1つ1つがきれいになって川全体がきれいになる」

白河夜船

本日スケジュールが発表になったアジア映画ファン垂涎羨望悶絶必至的大阪アジアン映画祭のオープニングフィルムに選ばれた表題作をひと足お先に試写にて見せていただきました。ので詳しくは書かずにおきますが夢とうつつのあわいに吸い込まれていくような深…

イマジン

先日試写にて鑑賞。盲目の青少年が寄宿するリスボンの施設にアメリカからやって来た自らも盲目の男性教師。その独特かつ魅力的なメソッドが生徒たちの生活にさまざまな波風を立てていく…。見えない者が視覚以外のすべての感覚を動員して「見えた」と想像し得…

汪峰求婚章子怡成功

え、いつの間に…。というか全然ノーチェックだったのですが。ともあれめでたしです。記事はこちらとか。

君が生きた証

先日、試写にて鑑賞。 W・H・メイシーといえばとほほ顔の名バイプレーヤーという印象だったんですが(マジですみません)どうしてどうして初監督作とは思えない熟練感をたたえた、詳しくは書かずにおきますがシリアスなテーマと劇中歌のみずみずしさがあいま…

海にかかる霧

試写にて鑑賞。ポン・ジュノがプロデュースでキム・ユンソク主演、そしてこの公式サイトのビジュアルのスリラー感からしてただごとじゃない映画というのはあらかじめ充分想像できるわけですが実話ベースの話だというのがひときわただごとでなくヘビーで哀し…

第34回香港電影金像奨

すでに各所で報じられているように、本日ノミネート作品(人)が発表されました。リストはこちら。 個人的には今回めずらしく作品賞ノミネート5本のうち4本まで見ていて、勝手に予想というか希望的観測をしつつ楽しみに結果を待つことにいたしますが、個々…

千年の一滴  だし しょうゆ

劇場にて鑑賞。 映像のすばらしさと「和食」の伝統を支える人々の姿にうっとりと見入って時間を忘れさせる、自国はもちろんもしかするとそれ以上に海外の観客を魅了するかもしれないドキュメンタリー。だし編としょうゆ編の2章立てになっていてどちらも見ご…

フェラーリの運ぶ夢

試写にて鑑賞。昨年末のインディアン・フィルム・フェスティバルで見た予告編の印象からファンタジー系ファミリームービーかなと勝手に思ってましたらそういう面もいくらかありつつ自分の予想とはずいぶんちがってて、先の読めない綱渡り的なプロットが最後…

第27回東京国際映画祭アンコール上映会

すでに各所で拡散されているもようですがこちらに詳細が。見そびれてしまった評判の作品がこういうかたちで見られるのはありがたし。

ビッグ・アイズ

先日劇場にて鑑賞。偽装ねつ造なりすましが世に横行する昨今、ある意味タイムリーなテーマの驚きの実話。あきれるを通り越してコメディにさえなってしまったアメリカ美術史に残る(残らないか?)大醜聞の主人公のうそつきっぷりは、もしかすると自分の話が…