2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大脱出3

劇場にて。1も2も未見のためストーリーの前提となる部分がよくわからないまま観てましたが次第にまあ別にわからなくても大丈夫かもと思い始め実際自分としては張晋のアクション目当てだったのでほとんど無問題だった、いい感じにダーティなB級映画。牢獄系…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

劇場にて。西武版サムライ映画のようなケレン味もクールで大胆な構図の妙もしびれるような間合いの尺も最強トーナメント的ツラがまえの数々の大アップに次ぐ大アップもかっこよすぎて椅子に座ったまま腰抜けそうでした。69年の公開時ニッポンではオリジナル…

ある船頭の話

劇場にて。クリストファー・ドイルによる映像の圧倒的な美しさとスケール感、しばしば霊的でありつつ地に足のついた強靭な物語、メインキャストはもちろんサブキャストも実に贅沢な役者たちの顔ぶれ、監督たるオダジョーのこれまで自分が役者としての彼に抱…

オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁

試写にて。ジョン・ウーの盟友として知られる張家振がプロデュース、役所広司、張静初、林柏宏主演による日中合作映画。えっいつこんな映画が作られていたんですかと不勉強にて最近までノーチェックでしたすみません。ドラマ部分は正直突っ込みどころも多々…

ドリーミング村上春樹

試写にて。デンマークでそれまで英訳をもとに翻訳されていた村上春樹の小説を2001年に日本語からの翻訳で紹介して以来村上作品のデンマーク語訳を一手に担当してきた翻訳家メッテ・ホルムのドキュメンタリー。自身のデンマーク語訳が的確に原作の本質をとら…

ボーダー 二つの世界

試写にて。万人向けのエンタメ作品ではない、けれども別にそんなん求めてないという向きには五感をぞわぞわさせ胸をしめつけるのではないかと思う異形の作品。メタファーとみるかダークファンタジーとみるか純文学とみるか、何れにしても目が離せない驚きの…

スーパーティーチャー 熱血格闘

こと原題「大師兄」。先日、試写にて。もうね、宇宙最強のどにーさんが学級崩壊状態のクラス担任になるってな設定だけで120%必見、期待値無限大。果たして最初から最後まで「こんなどにーさんが見たかった」願望をガンガン満たしてくれて最高。香港と香港映…

稽古

合気クラス&会主講習会@I道場。しーふーいわく「そけい部と胸の力を抜いて姿勢をまっすぐに。姿勢がまっすぐなら相手の重さを地面に流せる。みんなはどうも前の方に重心がずれているから少しかかとの方に移せばまっすぐになるはず。丹田より仙骨を意識する…

稽古

昨日の護身クラス@I 道場。しーふーいわく「正しい形には力がある。言葉には言霊がある。場所にも綺麗なところとそうじゃないところがある」「流派とか型の名前とか本当は関係ない。できるかどうかだけ」「縦の中心も横の中心も合ってないと。1つだけ合っ…

ウスタード・ホテル

インディアンムービーウィーク2019にて。実業家の父に後継ぎとして期待されていた主人公が父に内緒で料理人を目指し、海外の一流ホテルから内定をもらう。だが怒った父に一切の援助を打ち切られた上にパスポートも取り上げられ、海辺の小さなレストランを営…

王我監督作品『アウトサイド(外面)』上映会のお知らせ

専修大の土屋先生からお知らせをいただきました(多謝!)。下記の通り、表題作の上映会が開催されます。ご興味、お時間のある方はぜひお運びください。 王我監督作品『アウトサイド(外面)』(2005年、78分) 前回に続いて、中国インディペンデント・ドキ…

us アス

先日劇場にて。キャッチコピーの「〝わたしたち〟がやってくる」、そのわたしたちが意味するものは。。。主人公たちの家族の別荘にそれがやってくるところまではかなりコワかった。その後だんだんゾンビ映画のような印象になり、最後の最後にああそうかなる…

プロメア

昨日劇場にて。アニメについてはほぼ門外漢だものでなんかやたら評判いいなあというドシロートの好奇心から今さらながらの初見。最初に2本の前日譚が上映された段階では物語の設定も世界観もなにも分かってなくて置いていかれるかと不安になりかけましたが…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「相手のことを思いやること。でも自分は自分として持っていること。相手のことだけ思うというのはちがう」「最初は力が入っても同じことを何度も何度も繰り返しやる。そのうち感覚ができてくる。そしてある時、力が抜ける…

天才たちの頭の中

副題は「世界を面白くする107のヒント」。試写にて。CM製作や映像作家として長らく活動してきたドイツのハーマン・ヴァスケ監督が「クリエイティビリティとは?」という命題を1つのライフワークとして数十年前から世界を飛び回って取材した1000人超のクリエ…

スペシャルアクターズ

先日、試写にて。カメ止めに続く上田監督の長編第2弾。ノースターでインディーズ的(あくまで「的」であってちゃんとした商業作品)ながらだいぶ洗練された作りになってその分ちょっとおとなしめというか暴走感や疾走感はないもののブラックな笑いどころは…

カーラ 黒い砦の闘い

「インディアンムービーウィーク2019」にて。このところスーパースター、ラジニ充モードが続いておりますがついに決定版キタ!という感じ。昨日の「ペーッタ」もすごかったけど本作はさらにシリアスでさらに激しくさらに怒りとプライドが渦まく社会派エンタ…

ペーッタ

Netflixにて。目下開催中の「インディアンムービーウィーク2019」の上映作品の1本で、ちょっと無精してネットで観ちゃいましたが(ネトフリのタイトルは「ペッタ!」)すんごい面白かった。スーパースター、ラジニカーントの「なめてた寮監が凄腕のおっさん…

典座 TENZO

試写にて。例によって詳細は知らなかったのですが、冒頭あっこれは永平寺だよねと思う映像が映し出されたり(たまたま去年行った)父方の実家が曹洞宗でいろいろ曹洞宗に思うところがあったり個人的に般若心経に興味があったりとかなんだかんだでこの映画は…

トリプル・スレット

劇場にて。話はこのさいどうでもアクションさえ良ければとハードル低めに設定していたら意外に話も王道系で十分に許容の範囲内、そして肝心のアクションがこういう画が見たかった!ってな生身のバトルが満載で大いに満足。キャラ的にもトニー・ジャーのコミ…

メランコリック

昨年の東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門監督賞受賞作品。公開前から評判は聞き及びつつ、ようやく劇場にて初見。 めっっっちゃ面白かった!!(今頃すみません!) インディーズ作品としてはカメ止め以来の笑撃であり映画的完成度という点でいえば…

惡の華

試写にて。原作漫画は未読でして、舞台となる山に囲まれた閉塞的な町というのがどこだかは語られず分からせないままでいるのかと思ったら中盤ヒロインの父親の訛り(?)からおおこれは我が出身県のグンマじゃないかと分かって何か急にほっこりしてしまった…

ロボット2.0

試写にて。スーパースター、ラジニカーントが画面を埋め尽くしなんじゃこらーと驚かせてくれた「ロボット」の続編。今回はラジニ先生の七変化(五変化くらいか?)に加えて我らがアクシャイ・クマールの例によって別人のようなキャラで善人あり悪人ありの爆…

あなたの名前を呼べたなら

劇場にて。若くして未亡人となりそれだけで女性としてはもう人生の終わりを意味する旧弊な田舎からムンバイへ出て家政婦として働きつつ自立を目指す主人公と、アメリカ暮らしが長く階級社会の陋習になじめない雇い先の御曹司の心が触れ合った、その先にある…

ガリーボーイ

試写にて。ムンバイのスラムで育った主人公がラップと出会い、格差社会のフラストレーションを言葉とリズムで吐き出すことに希望と自信を見出していく実話ベースの音楽映画。ランヴィール・シン自身のパフォーマンスによるラップのかっこよさもさりながら「…

トールキン 旅のはじまり

劇場にて。両親を早くに失った多感な少年トールキンが大作家トールキンになるまでの半生を現在と過去を行き来しながら描く叙情的な青春映画。「指輪物語」は読んでいるもののトールキンその人については知らなかったので興味は尽きず、とくに彼がオックスフ…