2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

稽古

武器法クラス@I道場。しーふーいわく「刀は抜いてから斬るのではない。鞘の内から斬りは始まっている。吹き矢が飛び出すように」「遠山の目付は、遠くの山を一点でじっと見るのではなく全体を見る。そうすると近くも見えてくる」「型から自由になるために型…

バンブルビー

劇場にて。ここんとこ、ない頭をムリムリ使う状況が続いて疲れぎみなのでこちらをチョイスしたらいい感じに頭のこりがほぐれて楽しかった。トランスフォーマー映画の前伝という位置付けやヒロイン映画という点でちょっと「キャプテン・マーベル」と通じるも…

ブラック・クランズマン

劇場にて。舞台は70年代のアメリカ、コロラドスプリングスの警察署に黒人として初めて採用された主人公がユダヤ系アメリカ人の相棒とタッグを組み悪名高き白人至上主義団体KKKへの潜入捜査を進める実話ベースの物語。理不尽な差別に業を煮やし白人と警官を敵…

アワ・ボディ

先日大阪アジアン映画祭にて。定職につけないまま三十路をむかえたヒロインが偶然出会ったアマチュアの女性マラソンランナーに惹かれて自分も走り始めたことから着実に心身の変化があらわれていくが。。。自分探しといえば自分探しであり自己喪失といえば自…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「姿勢をしっかり。身体の姿勢も、心の姿勢も」「型は型を覚えるためにやるわけじゃない。型はしつけの段階に過ぎない」「最初からやりやすいことだけやっていたら次にいけない。やりにくいことをやってやりやすくならない…

オレンジ・ドレスを着た女

先日、大阪アジアン映画祭にて鑑賞。ある朝、高級ホテルのベッドで目覚めた美女。ふと気づくと隣に男性が寝ていて、なんとそれは人気絶頂の映画スターだった。。。うわ〜臆面もなくそう来るか〜と一瞬引くほど冒頭部分はまさにザ・少女漫画なこの映画、結論…

イベントのお知らせ 「ベトナム映画の夕べ ~歴史・女性・娯楽~」

国際交流基金アジアセンター、アジア映画研究会およびムービー・アクト・プロジェクト主催による表題のイベントが4月3日(水)16時〜20時40分にアテネ・フランセ文化センターにて開催されます。プログラムは下記の通りで、なにげにうらかわも鼎談の一員とな…

キャプテン・マーベル

劇場にて鑑賞。ブリー・ラーソンの上から目線の仏頂面と時に破顔する笑顔とのギャップ、ガチでタフな女性ヒーロー(ヒロインというよりヒーローの方が似合う感じ)ぶりが胸のすくカッコよさのアベンジャーズ前伝。サミュエル・L・ジャクソンの見慣れないヅラ…

群山 鵞鳥を咏う

先日大阪アジアン映画祭にて鑑賞。あとから作品解説を読んで驚いてしまったのですが、自分はこの映画、映画の前半が物語の後半で、途中で表題のタイトルが入りそこから物語の前半が始まる、一種無限ループ的な作りだと思ってました。そう解釈した人がほかに…

G殺

先日大阪アジアン映画祭にて鑑賞。今回見た中でマイベスト3に入る面白さでした。最初のうちはかなりとんがっててこのままケムに巻かれっぱなしではあるまいかと微妙に身構えてしまったりもしたのですが幸いにしてそれは杞憂でバラバラに見えた要素が次第に…

ハイ・フォン

昨日大阪アジアン映画祭にて鑑賞。今回はこの金土日で計11本、色々見逃したものもありましたが表題作は一番お目当ての作品でありかつ大満足だったので行った甲斐がありました。娘を救うため身ひとつで悪の組織に闘いをいどむゴ・タイン・バンがすばらしすぎ…

目撃!中国インディペンデント・ドキュメンタリー 上映会のお知らせ

専修大・土屋先生からお知らせをいただきました(多謝!)。定例の「目撃!中国インディペンデント・ドキュメンタリー」、次回上映作は蒋能傑監督『村の小学校の子供たち(村小的孩子)』(15)です。ご興味・お時間のある方はぜひおはこびください。詳細は…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「相手に合わせるとは相手を思いやること。投げられるではなく投げさせてあげる」「力は平面で押すな。線を通して点で出せ」「型をやって自分を縛るのは、次に型から自由になるため。型をすっ飛ばして自由にはやれない」「…

駐在巡査 宝音(ボヤン)

先日、中国映画祭「電影2019」にて鑑賞。今回は2本しか見られなかったのが残念でしたがニッポン公開はないかなあという新作群を映画館で見られる貴重な映画祭。表題作は楊瑾監督の最新作で、自分はこれまで楊瑾作品は「牛乳先生」「ホメられないかも」「冬…

荒野にて

先日試写にて鑑賞。「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督の最新作は絶望的なまでに孤独な少年の引き返せない旅を描いた、主演のチャーリー・プラマーの時にリバー・フェニックスを思い出させるたたずまいと呆然とするほどのアメリカの広さが忘れられない印…

 マイ・ブックショップ

劇場にて観賞。本日初日。書物は友であり人生であり宇宙ですらあることに無関心であるならまだしも敵意や悪意や権力へのおもねりによってそれを踏みつけにすることの罪深さについての映画。往年はかなり本好きで書店好きだった自分(過去形なのがちょっと気…

運び屋

劇場にて観賞。例によってさんざん予告編は見ていましたが(しかも予告編だけで毎回うるっとしてしまうという個人的な条件反射つき)ストーリーがどう転んでいくかは知らなかったので(本編のうまさに加えて必要以上に推測させない予告編もうまい作りだった…

台湾文化センター上映&トークイベントのお知らせ

アジアンパラダイスさんより、台湾文化センターでの映画上映イベントのお知らせをいただきましたm(_ _)m。申し込み開始直後に満席になる回も多いそうなので、ご興味のある方はその都度申し込み日時をチェックしてくださいませ。直近の上映は3月30日の「High …

グリーンブック

昨日劇場にて観賞。予告編を何度も目にしていたりアカデミー賞の作品賞をとったりでほとんど不可抗力的にあらかじめ大体の流れが読めていたので、本当はもっとがっつり感動したり驚いたり(それでも唯一ヴィゴ・モーテンセンのマジな肥満っぷりは分かってい…

天国でまた会おう

劇場にて観賞。第一次大戦末期、多大な犠牲を出した西部戦線をからくも生き延びた2人の男が戦争責任をのがれて私腹をこやす者たちを相手に国家レベルの詐欺事件を計画する。。。本作の原作小説は未読なのですがピエール・ルメートルは何冊か読んでいて「そ…

翔んで埼玉

劇場にて観賞。原作は未読ですが、いや〜笑った笑った。なにせ自分群馬出身で埼玉より北のギリギリ関東なのですが埼玉に親族がいたり帰省の際には電車にせよ車にせよ必ず埼玉を経由しますので埼玉のメインな地名はほぼほぼ把握しておりツボにはまる部分が多…

ナポリの隣人

劇場にて観賞。ナポリと聞いて(勝手に)思い浮かべる陽気さや饒舌さや恋愛といったイメージとうらはらにある家族の崩壊を実の家族と擬似的家族の両面から描いた思いのほか深刻な物語。どんどん悪化するようにも見える状況にたまさかふと緊張のゆるむ瞬間が…