2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ザリガニの鳴くところ

劇場にて。ザリガニって鳴くのか、、とタイトルからしてなぜかものさみしくミステリアスで心ひかれるものがあり、予告編を見ていた以外は何も知らずに鑑賞。1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で起こった殺人事件の容疑者として、幼いころに家族に捨てられ…

コンパートメント No.6

オンライン試写にて。90年代、フィンランドからロシアに留学中の女子大生ラウラが、一緒に旅行するはずだった最愛のガールフレンドが行けなくなり一人で北極圏のムルマンスクへ向かう長距離寝台列車に乗る。あいにく同じコンパートメントに乗り合わせたのは…

エージェントなお仕事

Netflixにて。久しぶりに見始めた韓ドラは、芸能事務所を舞台に俳優のマネージャーをつとめる面々のてんやわんやを描く(と思われる)コメディドラマ。各回いれかわりで人気俳優が本人役を演じるようで、第一話はチョ・ヨジョンが登場。一話完結に近い(気が…

嘘八百 なにわ夢の陣

オンライン試写にて。うだつのあがらない骨董屋と陶芸家の迷コンビが贋作騒動にいっちょかみする、「嘘八百」(18)「嘘八百 京町ロワイヤル」(20)に続くシリーズ第3弾。第1作を見た時点ではシリーズ化されるとは思わなかったので続編ができたときはちょ…

野獣の血

オンライン試写にて。90年代前半、釜山のへんぴな港町を舞台に地元ヤクザと都会のヤクザの血で血を洗う抗争を描いた、「孤狼の血」風味とVシネ風味もそこはかとただようハードボイルドな韓国ノワール。公式サイトによれば人気作家キム・オンスのノワール小説…

ブラックアダム

先日試写にて。ロック様ことドウェイン・ジョンソン兄いが底なしの破壊力を持つアンチヒーローとして暴れまくるDCコミックス映画。あんなロック様やこんなロック様を楽しめるほぼほぼワンマン映画ながら、4人組のヒーローチームJSA(一瞬韓国映画かと。もち…

三城記

JAIHOにて。ドキュメンタリー映画「失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン(原題:龍的深處 - 失落的拼圖)」(03)で成龍の両親の知られざる激動の半生を追った張婉婷監督が、あらためて彼らをモデルに(9割がた実話とのこと)劉青雲、湯唯主演で…

崖上のスパイ

こと原題「懸崖之上」。オンライン試写にて。1934年、満州国時代のハルピンを舞台に特務警察と共産党スパイの息詰まる攻防を描いた張藝謀監督最新作。主旋律ラインをちゃんとクリアというより主旋律がどうたらという視点で見る必要もないんじゃないかと思え…

ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー

劇場にて。昨日が公開初日。主演スター、チャドウイック・ボーズマンの喪失を国王を失ったワカンダの危機にそのまま重ねて、悲しみの中からたちあがり新たな道すじを切りひらかんとするマーベルスタジオあげての追悼映画というか、国葬もとい映画葬的なエモ…

母の聖戦

こと原題「La Civil」。オンライン試写にて。誘拐事件が年間約6万件と推定され迷宮入りするケースも多いらしいメキシコを舞台に、年ごろの娘を誘拐され、あてにならない警察をよそに自力で捜査を始めた母親の孤独と執念をたえまない緊迫感とともに描き、昨…

グッド・ナース

Netflixにて。持病を隠して働くシングルマザーの看護士エイミーと新しく相棒となった中堅看護士チャーリーが、助け合いながら激務をこなす中で信頼感と友情を深めていくが、病院で不審死が相次いだことからチャーリーに疑いの目が向けられるようになり。。人…

アムステルダム

劇場にて。予告編は何度か見てますがどんな作品か今いちわからず「ありえないけどほぼ実話」の触れ込みと豪華キャストにこれは見ねばと例によって勝手に期待していたら、中盤くらいまではどこかしらウェス・アンダーソン作品を思わせるアート系コメディとい…

犯罪都市 THE ROUNDUP

劇場にて。我らがマブリーのうなる鉄拳とキュートすぎる笑顔が共にパワーアップしてスクリーンに戻ってきたシリーズ第2弾(すでに3作目の製作も決まっているもよう・嬉)。人物関係を無駄に(失礼)複雑化せず悪と正義のぶつかりあいに特化した直球のスト…

稽古

特別講習会(合宿)@某県宿泊所。しーふーいわく「どう動いていてもつねに肘が自分の中心へ向いているように」「力に力で対抗しないで、力を抜けば相手の力が入ってくる。それを使うのが省力法」「最初は大きく動く。それがだんだん小さい動きでできるよう…

ソウルに帰る

FILMEXにて。カンボジア映画にまつわるドキュメンタリー「ゴールデン・スランバーズ」の監督でありプロデューサーとしても実績も持つダヴィ・シューによる、ドイツ、フランス、ベルギー、カタール合作映画。印象は完全に韓国映画ながら実は韓国が製作にから…

戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン

こと原題「WINE and WAR」。先日試写にて。ワイン好き(ただしうんちくを語れるほどの知識はない単なる呑むリエ)としてはタイトルだけでも大いに興味をひかれ、実際見てびっくりのドキュメンタリーでした。ワイン発祥の地というとジョージア(グルジア)と…

パシフィクション

TIFFにて。本映画祭、今年のマイスケジュールはご贔屓のブノワ・マジメル主演作で〆ました。仏領タヒチを舞台に、かつてこの地に甚大な被害をもたらした核実験が再び行われるらしいという噂を耳にしたフランス人高等弁務官が真相をさぐっていく物語は、例に…