2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

おおつごもり

コロナで始まりコロナで終わる1年でした。光陰矢の如しでございます。 映画についていえば今年も数々の名作・傑作と出会えたことに感謝です。 来年はもっと明るい話題の多い年になりますように。良いお年をお迎えくださいm(_ _)m

極私的マイベスト2021

今年のマイベスト映画です。本年初見のもので、旧作は本年初見でもなるべく入れないようにしましたが、基本てきとーに独断と偏見こみで選んでおります。なお、過去何年かは某映画雑誌のアンケートにも同じものを回答していましたが諸般の事情で参加しなくな…

最初の半歩

こと原題「點五歩」。香港映画祭2021にて。香港首部劇場電影計画の第一回目に選ばれた、陳志發監督の2016年作品。80年代の香港を舞台に、底辺校といわれた高校に校長肝いりで設立された野球部のメンバーとなった幼馴染の青年2人の友情と葛藤を中心に描くス…

キングスマン:ファースト・エージェント

劇場にて。第一次大戦が勃発せんとする1914年の英国、ロシア、ドイツの危機的状況を背景に諜報機関「キングスマン」の誕生秘話を描くはじまりの物語。コリン・ファース主演の第1作目から大好きなシリーズですがレイフ・ファインズ主演の本作が物語の厚みも…

ただ悪より救いたまえ

劇場にて。偶然かそれとも狙ってのことか「レイジング・ファイア」と同じく今月24日公開となった韓国ノワールは、「レイジング・ファイア」を先に見ているのでバンコクを舞台にした韓国版「レイジング・ファイア」という印象を受けた、というのもストーリー…

劇場版呪術廻戦0

昨年は鬼滅にめっちゃはまって原作もアニメも映画も見てグッズまでいろいろ買ってしまった自分、こちらの原作は単行本で20巻くらいまで読んだところで一休みしてしまいTVアニメも見ていないのでだいぶ温度差があるんですが映画はやっぱり見たいかなと公開2…

なん・なんだ

先日試写にて。海が見える古びた団地に暮らす、初老の夫婦。あるとき妻(烏丸せつこ)が遠く離れた京都で交通事故に遭ったのをきっかけに、夫(下元史朗)は妻が愛用のカメラでスナップを撮っていた見知らぬ中年男の存在を知る。なぜ妻は自分にうそをついて…

マトリックス レザレクションズ

先日劇場にて。第1作めの「マトリックス」(99)を見たときのうわーーなんだこれは最高すぎる!と舞い上がったことははっきり覚えているけれどあれから早や20余年、細かいところはいろいろ忘れていて、パート2、パート3のほうはさらにいろいろ忘れていて…

道士下山

15年作品。前々から見たかったのにソフトを買ったりもしないでいつしか忘れたころに(いや、忘れちゃいませんが)ねとふりに入っていることに気づき速攻でNetflixにて。原作が徐浩峰の武侠小説で監督が陳凱歌、主演の王宝強を筆頭に郭富城、張震、元華、范偉…

ダーク・ウォーターズ

劇場にて。名曲「カントリーロード」でAlmost heaven,West Virginiaと謳われるウェストバージニア州のパーカーズパークに住む農民の告発を発端に、大手企業デュポン社の工場廃棄物による地元住民への深刻な健康被害にかかわる訴訟を担った弁護士ロブ・ビロッ…

「鼓動を高鳴らせ」「バジラーオとマスターニー」

IMWJ2021にて。本日ちょうど2本続けて見られるタイミングではからずも2本とも主演のランヴィール・シン&プリヤンカー・チョープラー祭りになりました。いずれも2015年作品、というのはあとから知りまして前者のランヴィール・シンが25歳という設定もあと…

MEMORIA メモリア

先日試写にて。アピチャッポン・ウィーラセタクンがティルダ・スウィントンを主演に初めて地元タイではなくコロンビアで撮った最新作は、どこか巫女的な、なんなら宇宙とか過去や未来との交信ができていそうな資質を感じさせるティルダ・スゥイントンがアピ…

「ジャネット」「ジャンヌ」

劇場にて。ジャンヌ・ダルクを描いたブリュノ・デュモン監督の二部作で、まさかのミュージカルという程度の前知識で予告編も見たことがなく、だけど多分相当すごいことになってるんだろうなと期待に満ちて2作連続鑑賞。まじですごいことになってましたがま…

リング・ワンダリング

試写にて。リングワンダリングとは、方向感覚を失って円形にさまよい歩くということだそう。映画はまさにそんな感覚の、思うように筆が進まない漫画家志望の主人公がある少女との不思議な邂逅を経験する切なく美しい「つながり」の物語。はっと息をのむエン…

ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ

試写にて。イギリスはウェールズの農家に生まれ、稼業を継ぐよりミュージシャンを夢見た兄弟が60年代に家の一部をスタジオに改修したことからはじまって、やがて広大な農場内の滞在型スタジオとして当代のスターバンドやミュージシャンが音楽作りやレコーデ…

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ

昨日劇場にて。予想の斜め上をいくコメディだった1作目の最後に思わせぶりに出てきたウディ・ハレルソンがこの続編の悪役で、最凶の虐殺モンスターなんだけどウディ・ハレルソンの髪型が気になって全然怖くなくて困った。。あの似合わないヘアスタイルはわ…

ラストナイト・イン・ソーホー

本日初日の劇場にて。イギリスの田舎からロンドンに出てきたデザイナー志望の主人公が古い下宿に住みはじめて夜な夜な60年代の夢を見るようになり、その中でファッショナブルで美しいヒロインと同一化したり分離したりするうち次第に夢と現実がまじりあって…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「型は最後にできたもの。できるまでの起源があり理屈がある。ただし初心者はまず型をやる。理屈はあとから分かる」「中心にいればどこへでも半径を伸ばせる」「目で追うな。丹田で観ろ」

パワー・オブ・ザ・ドッグ

スクリーンで見るべき作品と絶賛されているのは承知しつつ、配信で見られてしまうことにも感謝しつつNetflixにて。 今はまだ、なんかすごいものを見た、としか。。しばらくはこの痛痒と切なさを反芻しながら静かにうちのめされていたい心持ちです。傑作。

ボブという名の猫2 幸せのギフト

オンライン試写にて。ジャンキーのストリートミュージシャンが茶トラの野良猫と出会い薬物中毒から立ち直るまでの実話を映画化した「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」(16)の続編で、ベストセラー作家になった主人公がホームレスの青年に語る、貧困にあ…