2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

つぶやき

このところ引きこもりぎみなのと別件でちょっと時間をとられており劇場鑑賞も試写もおうちdeシネマも停滞中。しばし更新がとどこおる見込みです。体調は目下良好、ただし運動不足。つまらないつぶやきですみません。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

劇場にて。いよいよトーキョーの映画館も閉まるかなという気がして、だとしたらその前にこれは観たいと思い観に行きましたが、すばらしくとんがっててパワフルでユーモラスで刺激的で、右の三島由紀夫と彼をやりこめるべく集結した左の秀才たちの言葉と言霊…

ジェイ流で行く世界旅行(J style trip)

Netflixにて。例によって偶然見つけたのですが3月21日から配信の新着オリジナル作品でした。周杰倫が仲間たち&ゲストと共に海外で楽しく過ごすお気楽(失礼!)な旅番組で、第一話の舞台はパリ。ゲストは蕭敬騰。台湾のバラエティっぽくトボけた画像加工や…

薬の神じゃない!

こと原題「我不是薬神」。18年の東京国際映画祭東京・中国映画週間で「ニセ薬じゃない!」のタイトルで上映された時に観ましたが、めでたく公開が決まり試写にて再見。かつてスイス製の白血病の薬が高すぎて貧しい患者は手が届かなかった中国でインド製のジ…

死霊魂

都合により試写へ行けなかったためDVDにてひとあしお先に観せていただきました。朝から気合を入れて面会謝絶の勢いで(といっても途中休憩とかちょっとした野暮用もはさみながら)三部構成で合計8時間26分の長尺を10時間くらいでコンプリート。 すさまじい…

77回、彼氏をゆるす

こと原題「原諒他77次」。17年の大阪アジアン映画祭で上映されたおりは見のがしていて、思いがけずNetflixで発見。学生時代から10年間、恋人の自己中ぶりにあきれたり衝突したりしながら結局は彼が好きでその都度許してきたヒロインがついに家を出ていくとこ…

日の名残り

Netflixにて。93年の旧作。昨今のコロナ騒ぎで、というほど引きこもってはいないんですがそれでも従来よりは在宅がちで試写や劇場で観る本数がちょっと減りその代わりおうちDEシネマの本数がちょっと増えた、その1本。昔観たような気がしていたのが観はじめ…

黒い司法 0%からの奇跡

こと原題「Just Mercy」。劇場にて。1980 年代のアラバマで、ある日突然逮捕され殺人犯として死刑判決を受けた黒人男性と彼の無実を証明すべく奔走した黒人弁護士の実話にもとづく法廷劇。白人優位社会における検察・警察のあからさまな外道ぶりが不正義と差…

ホドロフスキーのサイコマジック

昨日試写にて。自分は近年の作品しか観ていないホドロフスキー初心者なのですが「リアリティのダンス」などの荒々しくしばしば躁状態である一方美しく詩的で時に暴力的なまでに自分の意識下の何かをつかみ出されるようなマジカルな映像体験に奇妙な魅力を感…

水曜日が消えた

昨日試写にて。曜日ごとに人格が変わることに順応していた主人公が、ある水曜日に目覚めると火曜日の人格のままであることに気づいてから日々のルーチンにひずみが生じて。。多重人格モノの映画はそれなりに観てきた(気がする)中で個人的に大好きなのは「…

無敵のドラゴン

こと原題「九龍不敗」。劇場にて。 作品的には久しぶりのなんじゃこりゃ案件。怪作と言いたいところですがぶっちゃけ珍作。本当に陳果作品なのかなと思うくらい陳果っぽくないし唐突にさしはさまれるナレーションは誰目線なのか不明だし一瞬映るロレッタ李麗…

鉄拳とジャンプキック - カンフー映画の舞台裏 -

こと原題「IRON FISTS AND KUNGFU KICKS」。Netflixにて。2019年の作品で、ざっくりいえば香港の功夫片がいかに世界的影響力を持ったかを振り返るちょっとオタク系なドキュメンタリー。昨今の自粛モードの中(外出してないわけではないけど)このさいウチで…

グランド・ジャーニー

先日試写にて。鳥類保護活動家の父親(母親とは離婚して遠くに住む)のところに預けられた都会のゲームっ子少年が、絶滅寸前の渡り鳥に危険の少ない渡りのルートを教えるため父親が立てた空の旅の計画にのめりこんで思いがけない行動に出る。。。作りはフィ…

トキワ荘の青春

先日試写にて。1995年の作品のデジタル・リマスター版が四半世紀を経て今年5月にあらためて公開予定。自分は公開当時観ていなくて今回が初見でしたが、デジタルリマスターのおかげで観ることができたありがたさよ。もうなんとも懐かしくどんくさくて愛らし…

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

先日劇場にて。経営不振で引退を考え始めた老画廊主がオークション会場で作者不明の名画に心うばわれ人生最後の勝負に打って出る、芸術と家族のドラマ。学校の課題で職業体験に押しかけてきた孫息子との世代間ギャップ、芸術愛と商業主義のせめぎ合い、主人…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「できなくても、できないできないと執着してそこにとどまらない。できても、できたできたでそこにとどまらない。なにごとも流れの中にある」「筋肉を伸ばして力は抜く。へそはまっすぐ。脇をしめて」「方向性に沿って行動…

PMC ザ・バンカー

PMCってなんなのかバンカーとは一体という前知識なさすぎのまま口コミの評判とハ・ジョンウ目当てと期待を煽られずにはいられないビジュアルに食いついて、劇場にて。韓国と北朝鮮とを軍事境界線の地下で結ぶ巨大要塞(すなわちバンカー)の内部で、CIAに雇…

レ・ミゼラブル

劇場にて。舞台はパリ郊外の犯罪の温床的貧困地域。地元警察も含めてムスリムやアフリカ系、ロマなどそれぞれの集団を支配するボスの存在によりギリギリのところで共存していたコミュニティの均衡もしくは秩序がある少年の窃盗をきっかけに一変する。。驚き…

慶州(ヒョンジュ) ヒョンとユニ

昨年、劇場にて。14年の作品でずっと見たいなあと思っていたのが19年にロードショーとなり観に行きました。感想のアップが遅きに失しておりますが、忘れていたというより観たまま胸にしまっておいたというか、自分としてはとても好きな作品だけど何がどうい…

ムルゲ 王朝の怪物

先日試写にて。ムルゲとは物怪のこと。16世紀、中宗の時代にムルゲが原因で王朝がパニックになったという「朝鮮王朝実録」に記された短い一文があるそうで、そのムルゲとは一体なんだったのかという好奇心と想像力から生まれたモンスター・アクション時代劇…