2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独の暗殺者/スナイパー

カリコレ2015にて鑑賞。 夫婦の危機や借金や親の介護でいっぱいいっぱいの会社員ヴァンサンにとって、唯一何もかも忘れて打ち込めるのは射撃競技だった。あるとき、失意のどん底にあった彼に射撃場で親しくなった男が大金を稼げる話を持ちかける…。ヴァンサ…

バレエボーイズ

試写にて鑑賞。 ノルウェーはオスロを舞台にバレエの稽古にあけくれる仲良し少年3人組(バレエ一筋のルーカス、スポーツ万能のトルゲール、一度は挫折してしまうシーヴェルト)の切磋琢磨と成長を12歳から16歳までの4年にわたって追ったドキュメンタリーで…

フリーダ・カーロの遺品 

昨日試写にて鑑賞。 原初的な色彩とテーマで一度見たら忘れられないような名画を数多く遺し、美貌と恋愛遍歴と壮絶な闘病歴でも知られるフリーダ・カ―ロ(54年に死去)。夫ディエゴ・リベラ(57年に死去)の遺志にしたがい彼女の遺品は死後50年間バスルーム…

踊るアイラブユー♪

こと原題「Walking on Sunshine」。試写にて鑑賞。邦題がインド映画みたいだなあと思ったらそれもそのはずボリウッド映画のダンスシーンをかなり意識した作りなのでした。楽曲は個人的にド真ん中にハマるシンディ・ローパーとかマドンナとかワム!とかとかと…

ルック・オブ・サイレンス

試写にて鑑賞。 1965年にインドネシアで軍の司令のもと行われた、100万人規模の“共産主義者(と決めつけられた人々)”の大虐殺。国際社会があえて黙殺(黙認?)してきた事件の当事者が現在も国民英雄と見なされ殺戮の手柄(!)を自慢げに語るさまをとらえ…

稽古

昨日の合気クラス&武器法クラス@I道場。しーふーいわく「目付け、抜き付け、切り付け。最低この3つがないと居合にならない」「遠くを見ると近くが見えるようになる。次には自分の中が見えるようになる」

スリーピング・ボイス〜沈黙の叫び〜

先日、劇場にて鑑賞。 スペイン内戦終了後、フランコ政権の恐怖政治のもとでコミュニストと見なされた者たちが次々と処刑されていく中、獄中にある身重の姉を助けるため地方からマドリードに出て来た妹も否応なく反政府活動に巻き込まれ…。スペイン内戦につ…

サンドラの週末

劇場にて鑑賞。 休職から復帰しようとした矢先にリストラの危機に瀕したサンドラが、同僚たちがボーナスをあきらめるなら彼女を解雇しないとの会社提案に一縷の希望をつなぎ、気力をふりしぼって同僚1人1人に応援を頼んで回る。電話でもメールでもなく面と…

ザ・ヴェンジェンス

カリコレ2015にて鑑賞。タイが世界に誇るアクション監督パンナー・リットグライの監督作にして遺作。正直なところあらすじはざっと100字くらいで書けてしまいそうなのに対しツッコミどころを書き出したら1000字くらいになりそうですが、それが何か?というく…

稽古

昨日の合気クラス&武器法クラス@I道場。しーふーいわく「目付けは、まず遠くを見る。それができたら全体を見る。それができたらもう見るな」「形ができたら、形から離れろ」「自分のカラの中で何十年やっても変わらない」「理屈は大事だけど、でも理屈じ…

ターナー、光に愛を求めて

試写にて鑑賞。 自分がターナーという画家の名前を知ったのはご存じ漱石先生の「坊ちゃん」で、そういう人はけっこういるんじゃないかと思うんですが、覚えやすい名前だったこともあって、以来ターナーの絵とかいうとなんとなく気になり、ロンドンのナショナ…

この国の空

試写にて鑑賞。 敗色が濃くなった(しかし庶民には正しい戦況が知らされていなかった)昭和20年の東京を舞台に、19歳のヒロインと、妻子を疎開させた隣人のインテリ男との禁断の愛を描く高井有一の同名小説の映画化。セミの声や蚊の羽音、ラジオの音声から漬…

ただひとりの父親

先日試写にて鑑賞。イタリア映画傑作選「Viva!イタリア Vol.2」で上映される1本で、イケメン医師の子育て奮闘記。恋愛下手な主人公のシングルファーザーである理由と偶然親しくなったフランス人女性との微妙な距離感がおくゆかしく、恋多きイタリア男性と…

涙するまで、生きる

先日、試写にて鑑賞。カミュの短編小説「客」が原案で、プレスによれば結末は変えているとか。自分はカミュの名はよく知っているもののちゃんと読んだ作品はかろうじて1つか2つかという門外漢だったもので映画の背景となるアルジェリア独立戦争についてプ…

爸爸去哪儿

スターが子連れで参加する中国の人気バラエティ番組。こちらの記事によれば第3弾のゲストが発表され、その中に劉菀と胡軍の名があがっているようです。こっこれは要チェック。

アナーキー

昨日試写にて鑑賞。原題は「CYMBELINE(シンべリン)」で、シェイクスピアの同名小説を現代に舞台を移して脚色した、ブラックでぶっとんだ展開とか役名とか時代がかった台詞のミスマッチに笑いどころでないところでつい笑ってしまうなるほどアナーキーな映画…

ブラックハット

劇場にて鑑賞。キャラクターのクールさと舞台となるアジアの熱さの好対照、勢いにまかせてガンガンとばしていく物語のスピード感、大いに楽しみました。たぶん話の緻密さよりも「こういう絵を撮りたい」という作り手の脳内イメージが最重要で、それが実現で…

夏をゆく人々

試写にて鑑賞。82年生まれのイタリア人女性監督による、昨年のカンヌ映画祭グランプリ作品。古代エトルリア時代の遺跡が残るトスカーナ地方の田舎で昔ながらの養蜂業を営む一家のワンマンな父親としっかり者の長女との一種師弟のような関係に、長女が思春期…

黄軒演神探

というタイトルの記事を見つけてクリックしましたら、目下撮影中の「猎人(猟人)」というドラマで主人公の探偵を演じているもようです。こちらを見るとシャーロックのインスパイアぽい気もしますが中国版コナンとも言われてるみたいで、面白そう。ドラマっ…

しあわせはどこにある

試写にて鑑賞。精神科医が精神的に煮詰まって自分探しの旅に出るってなにげにシャレにならない設定だなと思ったんですが、実際に精神科の医師が書いたベストセラーの原作の映画化だそうでユーモラスでファンタジックな中に印象的な“幸せのヒント”を散りばめ…

如果能許一个願

5月8日は訒麗君の没後20年。昨日、台北アリーナで表題の曲名を冠したコンサートが行われ、3Dホログラム映像でよみがえった歌姫とゲストの費玉清がデュエットしたという記事がこちらに。なんかすごいですね。現場で聴いてたら夢みたいだったろうな〜。関…

皆殺しのバラッド

副題が「メキシコ麻薬戦争の光と闇」。昨日劇場にて鑑賞。 年間3千件以上の殺人事件が起こる“世界で最も危険な街”シウダー・フアレス。麻薬カルテルと警察や司法が癒着して事件を捜査することさえ困難な中、かたや毎日のように殺人現場で黙々と所定の業務を…

インヒアレント・ヴァイス

劇場にて鑑賞。小耳にはさんでいましたがなるほどこれはなかなかハードルが高く、見終わった時点で何割か積み残しがあってあとからあーだったよなこーだったよなと思い出しながらピースを埋めてなんとか分かった気になれたような…本筋にからんでくる登場人物…

闖入者

今月1日に大陸で上映が始まった王小帅監督の新作。こちらの記事によれば「青紅」「我11(僕は11歳)」に続く“生命三部局”だそうで、なにはともあれ見てみなくてはと思っておりますが、かなり期待できそうです。ニッポンでも映画祭なり公開なりでかかってく…

于無声処

マイアイドル胡軍の最新主演ドラマで、30年にわたるサスペンスにラブストーリーをからめたスパイもの。昨日、江蘇衛視での放映に合わせて監督と主演俳優が記者会見をし、胡軍が臥底(潜入警官)よろしく記者席にまぎれこんでいて左小青らを驚かせた(という…

大英雄

こと原題「東成西就」。シネマート六本木の企画上映“香港電影天堂 最終章”にて鑑賞。久しぶりの、何度目か(忘れた)の観賞で、あらためてこれって奇跡的作品だったよなと…ノスタルジーにひたってしまいました。スクリーンでまた見ることができてよかったで…

百日紅

先日試写にて鑑賞。杉浦日向子原作によるアニメで、葛飾北斎とその娘で同じく浮世絵師のお栄の“生きていく日々”を描いた江戸もの。ボロ家で雑魚寝同然の暮らしをしながら浮世絵一筋の父と娘のオトコマエっぷりが気持ち良く、怪異譚などもさらりと当たり前の…

ワイルド・スピード スカイミッション

先日劇場にて鑑賞。実は第1作目から見てるわけではなく前作(前々作だったかな)から見るようになったシリーズなんですが、悪役でジェイソン・ステイサム(ほぼ主役)とトニー・ジャー(脇役)が出てるとあれば自分的に必見。期待以上の面白さで、カーアク…

「マップ・トゥ・ザ・スターズ」「嗤う分身」

昨日、劇場にて鑑賞。ファーストデイ&2本立てにつき2本で1100円、しかもどちらも面白かったのでえらくトクした気分です。もともとは「マップ〜」目当てでしたが「嗤う〜」もヒロインがミア・ワシコウスカ、しかも前者と後者では別人のように造型とキャラ…

稽古

昨日の武器法クラス@I道場。しーふーいわく「納刀から抜刀へ、防御から攻撃へ、いつでも自在に変化できるように」「剣に体を合わせろ。剣を体に合わせようとするな」「流派とか年齢とか関係なくうまい人はうまい、えらい人はえらい」