「童話・世界」上映のお知らせ

このところ野暮用に追われて更新が停滞しており今後もしばらくそんな感じになりますが、本日はお知らせをいただいての告知です。

台湾文化センターとアジアンパラダイスさん共催の台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"2023」。今年最後の第7回上映会は、10月21日(土)に前回までと同じくオンラインと会場でのハイブリッド形式で開催され、作品は表題の「童話・世界」。昨今台湾で広がるMe Too運動につながる作品だそうで、監督は唐福睿、主演はこれが初顔合わせの張孝全と李康生。という基本情報だけでも必見の予感満々です!

開催概要など詳細はこちらをご参照ください。

ジョン・ウィック:コンセクエンス

劇場にて初日かちこみ。いやもうたっぷり堪能しました。満足。大好き。もちろん内容については触れませんが、とりいそぎこれから見る人は劇場が明るくなるまで席を立たないことを推奨します。毎度エンドクレジットが始まるなりゾロゾロ人が出ていくことには慣れてますが、今回はいつも以上に見なきゃもったいないです。。

で、それはそうと内容に触れない範囲内でツボに入りまくった点をいくつかあげると、真田さん(敬意をこめてさんづけ)の納刀がやっぱりとても美しくて萌え。どにーさん(こちらのさんは敬意とともに親しみもこめてます)が期待以上に良すぎていつまでも見ていられる。オーサカといいパリといい殺し屋の数が多すぎて噴きかけた。そしてキアヌの(というかジョン・ウィックの)疲労が増すにつれガニ股っぽくなっていく硬質な動きが余人をもってかえがたい魅力なのでした。

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ヒッチコックの映画術

原題「My Name is Alfred Hichcock」。オンライン試写にて。冒頭のクレジットで「脚本・ナレーター アルフレッド・ヒッチコック」と出て「???」となってしまう(ほどなくそれは遊びとわかる)、「ストーリー・オブ・フィルム」シリーズで知られる博覧強記のドキュメンタリー監督マーク・カズンズによるヒッチコック監督デビュー100周年記念作品。ヒッチコック監督が神の目線で解説するテイで逃避・欲望・孤独・時間・充実・高さの6つのキーワードに分けて自らの演出術を語りたおす、映画を撮りたい人、学びたい人にとってはもちろん自分のような一介の映画ファンにとっても経典的作品を縦横に俯瞰させてもらえるマジカルでユーモラスな120分。

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稽古

合気クラス@T道場。しーふーいわく「結果を気にしないで、ただただやる。それが浄化になる。結果を気にすると執着になる」「姿勢をまっすぐにして、まっすぐに沈めば相手はくずれる。とにかく姿勢が大事」「相手にとられるのではなくとらせる。そしてとりにくる直前のタイミングで動き出せ」

サタデー・フィクション

原題「蘭心大劇院」。オンライン試写にて。第二次大戦前夜の魔都上海を舞台に欧米・日本・中国のスパイ合戦を描く、婁燁監督による19 年作品。ようやくニッポン公開のはこびとなり嬉しい限りです。スパイものだけに誰が誰の実は敵なのか味方なのかというスリル感に加え劇中劇というか劇中劇中劇とも思える入れ子式の作りにうっかりすると置いていかれそうになりつつ全集中の呼吸でひきこまれ、最後の最後になんですと!?と困惑しつつも後から嗚呼もしかするとこういうことだったかとじわじわ反芻せずにはおかない濃厚な文学的作品。モノクロ映像の陰影も鞏俐・趙又廷 ・王傳君・オダギリジョー・中島歩ほかキャストの造型およびインパクトも上々で、とりわけいつもながら鞏俐が圧巻かつ絶品でした。

11月公開。公式サイトはこれから(?)のようです。

フラッシュオーバー 炎の消防隊

原題「驚天救援」。オンライン試写にて。地方都市の大規模化学工場で爆発が起こり市全体に危機が迫る中、消防隊員らの決死のレスキュー活動を描くディザスター・アクション大作。オキサイド彭順監督によるバリバリの中国映画で、主演は杜江、王千源、佟麗婭、韓雪ほか。中でも声も態度もばかでかい王千源の存在感がピカイチでなんなら他がみんな助演に見えてしまう勢いですが、個人的には特別出演の胡軍に注意力の大半を持っていかれてしまう局面も。で、なぜか既視感あるなと思ったら胡軍は郭子健監督の「ファイアー・レスキュー(救火英雄)」(13)に隊員役で出ていたのでした(ただし本作ではもっとずっとお偉いさんの役)。物語は恋バナとかベタな部分もありつつ全編を通じて火災や爆発のシーンは見応え十分で、彭順監督がベテランらしい仕事をしてくれてます。

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稽古

会主講習会@T道場。しーふーいわく「いつでも関節はゆるめて筋肉は伸ばす」「相手とぶつからないで相手を誘い、相手の力を使え」「手刀当ては下からすりあげて肩を砕くように当身を入れる。本来、当身はどれもツボをとらえる技」「基本というのは何にでも変化できるもの」