2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の運転手(ドライバー)〜明るい未来に進む路〜

こと原題「阿索的故事」。先日試写にて。原題のままでは邦題になりにくいのは分かりますが邦題がまた親切というかそのまんまの、恋人と破局後バス運転手に転職した王菀之演じる主人公の失意と再生を描く香港ローカルなラブコメ&ヒューマンドラマ。ちょっと…

ドライブ・マイ・カー

劇場にて。すごかった。脚本の強度あるいは密度に圧倒されつつ静かに深く見守る約3時間。それなりに読んではいるけれどハルキストではなく恥ずかしながらチェーホフもきちんと読んでいない自分に軽々に論評することはできずただただ反芻するのみであります。…

OLD オールド

劇場にて。予告編は幾度となく見てきて、とあるビーチに足を踏み入れた人たちが尋常でないスピードで年をとっていきしかもその場所から逃げ出そうとしても出られない、という設定を刷り込まれていたのが唯一の前知識というかそれが何を意味するのか予想もつ…

花椒の味

こと原題「花椒之味」。行かなかった先の大阪アジアンで上映以来、チャンスがあったらぜひ観たいと思っていたので公開が決まり試写で見ることができてありがたいことです。香港で火鍋屋をいとなむ父親の死をきっかけに、それまで互いに存在を知らなかった香…

先生、私の隣に座っていただけませんか?

オンライン試写にて。黒木華演じるマンガ家・佐和子が、柄本佑演じる同じくマンガ家の夫・俊夫と編集担当女子との不倫に気づき、新作で不倫を扱うことにする。ネームをこっそり読んだ夫は自分たち夫婦がモデルとしか思えない内容に戦々恐々。同じころ佐和子…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「楽しいと思うと気がさがる。できたら楽しい、できなくても楽しいと思えるように」「手首をつかまれたら、手首は気にしないで肘の力を抜け」「姿勢。正中線。それを習い性にして身体にしみこませる。頭で考えないで意識を…

私のプリンス・エドワード

こと原題「金都」。JAIHOにて。大阪アジアンで上映されたさいいろんな感想など耳にしてずっと見たかった映画なのに配信終了が近づいてのかけこみ鑑賞になりましたが、見られてよかった。さすが首部劇場電影計画の入選作だけあって、上々の洗練感と安定感。可…

稽古

護身クラス@I道場。ひさしぶりにお会いしたしーふーいわく「理屈がわかったら行動して、何度もやって感覚をつかむ。理屈が分かっただけではできない」「楽しいと思うと気が下がる。できたらできたことを楽しむ。できなかったらできないことを楽しむ」「全体…

フリー・ガイ

劇場にて。予告編は幾度となく見ていてゲームをやらない自分としてはどんな作品かちょっと予測がつかなかったんですがライアン・レイノルズ主演なら面白いはず、と期待して行ったらがっつり面白かった。大人も子供もわくわく&どきどき&グッとくる大作夏休…

明日に向かって笑え!

劇場にて。邦題が今いちそそられなくて原題はどうなんかしらと思ったら公式サイトに原題の「La Odisea de los Gilesu」は「まぬけたちの一連の長い冒険」とあり、なるほどこのまま邦題にするのはきびしいなと思いつつやはりぴんとこなかったりするのですが本…

ザ・スーサイド・スクワッド〝極〟悪党、集結

劇場にて。本日初日につき詳細は書きませんが、ワイスピ新作みたいになんじゃこりゃーーな笑いがとまらない面白さ。ただしそのなんじゃこりゃの方向性がワイスピとは別でスプラッタやグロに弱い人にはあまりおすすめしませんけどとりあえず大丈夫な向きには…

THE MOLE ザ・モール

オンライン試写にて。このタイトルのモールとはもぐらとかスパイのこと。デンマークで料理人をやっていた男が本作のマッツ・ブリュガー監督のいわば分身として、北朝鮮と太いパイプを持つ欧米人を介して北朝鮮側の信頼を獲得、もう一人の同じくスカウトされ…

イン・ザ・ハイツ

劇場にて。ラテン系移民の街、NYはワシントン・ハイツを舞台に現実と夢のはざまで生きる者たちの愛と挫折と希望の物語をエモーショナルな歌と踊りでいろどる「クレイジー・リッチ」のジョン・M・チュウ監督によるブロードウェイミュージカルの映画化作品。奇…

ワイルド・スピード/ジェットブレイク

劇場にて。微妙に煮詰まっていた(自分のせい)のでこういう時こそ観なきゃという気分で行きましたら、いやーーーなんかもうわけわかんない、深く考えるひまを与えない、ひとことで言えばめっちゃ面白かった! なんちゃって東京の居酒屋玄様とか忍者屋敷的な…

僕は屈しない

原題は「地厚天高」。昨日香港インディペンデント映画祭にて。香港民主化運動のさまざまな局面で叫ばれた「復光香港、時代革命」のスローガンの起草者であり、政治団体「本土民主戦線」の顔の一人として英雄視された若手運動家エドワード・レオン(梁天琦)…

逆向誘拐

香港インディペンデント映画祭にて。例によって前知識なく見たもので、おおこれは普通の(!?)映画ではないか、と驚きつつスリリングな面白さを堪能。ここ数日たて続けに香港の民主化運動にかかわるドキュメンタリーや劇映画と向き合って重苦しい心持ちだっ…

理大圍城

昨日香港インディペンデント映画祭にて。 公式サイトの紹介記事によれば「2019年の民主化デモの中で最もスキャンダラスな事件であったが、あまりマスメディアでは報道されておらず、その真相と経緯も未だに明らかにされていない点が多い」という、学生のデモ…