2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

更年奇的な彼女

まず別件。本日はアカデミー賞の受賞式でタイムラインがにぎわいました。「マッドマックス」のV6はアッパレ(^^)/。作品賞受賞の「スポットライト」とか、ディカプリオ悲願の主演男優賞受賞作「レヴェナント」とかとかとか、これから上映の話題作もいろいろ…

稽古

会主講習会@I道場。しーふーいわく「昔から、名人達人はみんな基礎がちゃんとできて名人達人になった」「相手をくずすには、中心からくずす」「まずは理論的に分かること。初代が感覚でやれたから理屈で教えなかった流派では二代目以降その形をマネするだ…

ヘイトフル・エイト

劇場にて鑑賞。不穏なオープニングから、登場人物それぞれの因縁があるのか実はないのか分からないまま延々と続く疑心暗鬼まみれの会話、始まったら最後止まらないお約束(以上)のR18バイオレンス、思いがけない登場の仕方をする(友情出演?)チャニング・…

シェーン

試写にて鑑賞。「遥かなる山の呼び声」が流れ出しただけでうっかり泣きそうになったなつかしの名画。何十年ぶりかのデジタルリマスター版にての再見に感慨とともに、アラン・ラッド演じるシェーンはもちろんかっこいいけどどこかさみしげなたたずまいだった…

牡蠣工場

先日劇場にて鑑賞。“観察映画”作家・想田和弘監督の最新作(製作・撮影・編集も)。瀬戸内海をのぞむ過疎の町で牡蠣工場を営む人々の暮らしを追ったドキュメンタリー。「選挙」や「選挙2」でも感じたんですが想田監督のカメラはひょうひょうと、淡々と、お…

アタック・ナンバーハーフ デラックス

試写にて鑑賞。00年の快作タイ映画「アタック・ナンバーハーフ」で描かれた伝説のおかまちゃんバレーボールチーム“サトリ―レック(鋼鉄の淑女たち)”の実話が装いもあらたにグレードアップして銀幕によみがえった、ド派手でポジティブでヤる気まんまんで時に…

ビッグマッチ

イ・ジョンジェ×シン・ハギュン主演のアクション映画とくれば見ないわけにいかないっしょというわけでこちらの特集上映にて鑑賞。なんじゃこりゃな楽しさでした。ストーリーはなにはともあれ勢いで見ればよし!系で、イ・ジョンジェの〝頭の中まで筋肉〟的陽…

緑はよみがえる

試写にて鑑賞。第一次大戦の激戦地の1つイタリア北東のアジアーゴ高原で、厳寒に苦しみながら塹壕に身をひそめオーストリア軍と対峙したイタリア兵たちの運命の一夜を描く。「木靴の樹」の巨匠エルマン・オルミ監督による苛烈にして静謐な魂のドラマであり…

ひつじ村の兄弟

昨年公開の映画ですが見そびれていてようやく劇場にて鑑賞。アイスランドのとある村で、それぞれ牧羊をライフワークとする、40年来仲たがいで口をきいたことのない初老の兄弟をめぐる物語。ストーリーはちがうけれど「馬々と人間たち」の羊バージョンといっ…

長城

張藝謀監督の次回作。こちらの記事によれば当初の予定より先の2017年2月17日に北米公開と発表されました。中国の公開予定はまだ発表されていません。ニッポンは…ニッポンは…いつになるのかな〜(遠い目)。キャストはマット・デイモン、ウィレム・デフォー、…

パディントン

先日劇場にて鑑賞。公開が始まってだいぶたつけどけっこう人入ってた。人気ありますね。実際大人も子供も楽しめるウェルメイドな仕上がり。実は自分的にはベン・ウィショーの声目当てだった部分が大きくて、いんぎんでちょっととぼけた感じのセリフまわしに…

バンクシー・ダズ・ニューヨーク

試写にて鑑賞。すんごい面白かった。神出鬼没&正体不明のイギリス人ストリートアーティスト、バンクシーがNYのあちこちで毎日1点ずつ作品を発表し話題を巻き起こした1カ月を追った刺激的なドキュメンタリー。ネットに日々アップされるヒントを元にその…

蜜のあわれ

試写にて鑑賞。室生犀星の同名小説を原作とする石井岳龍監督作。原作は未読でしたが、映画は“老い先みじかい男性作家の妄想暴発的官能小説”というおもむきの、奇妙で愉快で切ない物語。遅ればせながら原作も読みたいと思っております。 ちなみに本筋にかかわ…

長江図

開催中のベルリン映画祭でコンペ作品に選ばれた唯一の中国映画。こちらの記事によればついに秘密のベールを脱いだそうで、“魔幻愛情物語”を展開しつつ真の主人公は長江だった――てなんか分かるような分からないような…。しかも好き嫌いが分かれるタイプの映画…

ベルリン国際映画祭

66回目となる今回は11日から21日まで。ぼやぼやしてたらとっくに始まってました。公式サイトはこちら。 こちらの中華な記事によれば、香港のメディアアジアが陳嘉上監督の「戰神戚継光」と賈樟柯監督の「在清朝」(おお、ついに!しかも監制は杜蒞峰!)をフ…

ディーパンの闘い

劇場にて鑑賞。先のカンヌ映画祭でパルムドールに輝いたジャック・オディアール監督作品。内戦下のスリランカから逃れるため、面識のない男と女と少女の3人が家族になりすまし難民としてフランスに渡る。パリ郊外の団地で暮らし始め少しずつ心の距離も近く…

スティーブ・ジョブズ

劇場にて鑑賞。伝説的カリスマの光と影を描き出し、映画的興奮というよりもスティーブ・ジョブズという天才のエキセントリックで純真で傲慢で繊細でそのようでしかありえなかった人間像、膨大な会話量とスピード感に圧倒されるダニー・ボイル監督作。自分が…

アンブロークン 不屈の男

劇場にて鑑賞。アンジェリーナ・ジョリー監督の力作にして良作。本来であれば普通に公開されて普通にいろんな人が見て普通にいろんな評価をされるはずだったと思うのだけれどどこのどいつが反日映画と言ったのやらなぜに劇場がびびったやら公開があやぶまれ…

オデッセイ

劇場にて鑑賞。 予告編はさんざん見てたのでそれ以上のことはなるべく知らずにおこうと思っているうちいろいろ評判が聞こえてくるのでちょっとあせって見に行きましたが十分新鮮で面白かった。絶望的な状況でジョークをかましまくるタフさ(というかそういう…

林允

周星馳監督の「美人魚」でブレイク中の新人スター。18歳のとき「美人魚」のメインキャストに選ばれたシンデレラガールで、こちらの記事によれば最近は馮紹峰との手つなぎ写真が激写されたり、自分でアップした“厨房”ショットが網友に「馮紹峰のうちの台所と…

釈小龍と王宝強

一昨日の農歴大晦日から昨日元旦にかけて少林寺で守歳(寝ずに一夜を明かす)し釈永信方丈と語らったりしたそうです。記事と写真はこちらとか。幼少期から子役で活躍していた釈小龍クン、昔もかわいかったし今もイケメンですね。ちなみに釈永信方丈は少林C…

美人魚

周星馳監督の最新作。初一(旧暦元日)の本日から中華圏で公開が始まりました。星爺+4人の主演陣(訒超、羅志祥、張雨綺、林允←新人の星女郎)+莫文蔚、鄭少秋による新年の挨拶&宣伝映像と関連記事はこちら。第一弾予告編はこちら。終極予告編はこちら。…

「星火」「文革宣伝画」

昨日、専修大学での上映回(1月21日の拙ブログにて紹介したイベント)にて鑑賞。胡傑監督の「星火」は、大躍進政策の失敗で全国に餓死者があふれた1960年に農村の悲惨な実態を中央に伝えない地方官僚の腐敗に憤った知識人たちが制作した地下刊行物「星火」へ…

もしも建築が話せたら

先日試写にて鑑賞。WOWOWの「国際共同制作プロジェクト」作品の1本で、ヴィム・ヴェンダース、ロバート・レッドフォードら6人の監督がそれぞれ選んだ建築物を“語り手”として登場させたユニークなオムニバス・ドキュメンタリー(ヴェンダース監督は製作総指…

ブラック・スキャンダル

劇場にて鑑賞。 サウスボストンの低所得者層出身の兄弟とその幼馴染の男が、長じて1人はギャングのボスに、その弟は上院議員に、そして彼らの親友はFBI捜査官となる。社会的立場はちがっても互いの絆と利害関係はうまくバランスがとれていたはずだったが…。…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「みんなの思考パターンは横軸だけ。いくら考えても横に伸びるだけじゃだめ。縦の思考パターンもないと」「上にいけばいくほどたいへんだよ。怖れとか不安とか執着とか1つ1つ捨てていって、自分をゼロにしなくてはいけ…

ビューティ・インサイド

劇場にて鑑賞。なんだかんだで見そびれててようやくの観賞となりましたが、間に合って良かった。びっくり仰天の面白さでした。毎日目覚めるたびに主人公の姿が変わってしまう(男にも女にも子供にも老人にも!)という奇想天外な設定が、もちろん最初はあり…

西游記之孫悟空三打白骨精

今月8日の旧正月に公開される鄭保瑞監督の新作。主演は郭富城、鞏俐、馮紹峰、小沈陽、陳慧琳、費翔ら。こちらとかの記事によれば、一昨日監督以下メインキャストが広州でプロモーション活動を行い、最終版ポスターが発表されました。2年前の「西游記之大…

虹蛇と眠る女

こと原題「STRANGERLAND」。試写にて鑑賞。 オーストラリアのへんぴな町にワケあって移り住んだ夫婦と娘と息子の4人家族。早熟な娘が父親とケンカをしたその晩、娘と息子がそれぞれ家を出たきり行方不明になってしまう…。一家の過去に疑念を持ちながらも捜…