2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シビル・ウォー キャプテン★アメリカ

劇場にて鑑賞。 いや〜すんごく面白かった。超人祭りで、明星祭りで。楽しさと切なさの塩梅も絶妙で。続きが楽しみです(気が早い)。 公式サイトはこちら。

花、香る歌

昨日劇場にて鑑賞。1867年(ニッポンでは幕末、大政奉還の行われた年)の朝鮮で、女性として初めてパンソリの唄い手が登場した――。女子禁制の伝統芸能だったパンソリに魅了され、男装してまでパンソリの学校に通ってプロの唄い手を目指した実在のヒロイン、…

レヴェナント 蘇りし者

昨日劇場にて鑑賞。予告編を数え切れないほど目にしていて予告編だけでおなかいっぱいになりかけてましたがさすがにオスカーをにぎわせただけのことはある見ごたえ120%なサバイバル・リベンジドラマでした。もう冒頭から陶然とするほどカメラワークがすばら…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「あるレベルまで到達した武道家は理屈で教えないことも多い。でもみんなは理屈が分かったほうがいい。理屈が分からないままやっていると時間がかかる。まず頭で考え、次には頭を忘れて身体を使う。その次には身体を忘れ…

稽古

昨日の会主講習会@I道場。しーふーいわく「目付けを動かさないで腰を動かす。それで流れが出る」「楽しくなって、明るくなって、こだわらなくなったら成長した証拠」「達人名人になる人は、なるべくしてなる。誰にも教わらなくてもなる」「心が広がると、…

夜孔雀

こちらの記事によれば戴志杰監督の10年ぶりの新作映画(中国・フランス合作)が5月20日に公開予定。「バルザックと小さな中国のお針子」「中国の植物学者の娘たち」に続く“女性三部作”の最終章で、監督作としては5本目ながら中国で公開されるのは初めてだ…

テラフォーマーズ

先日試写にて鑑賞。原作マンガは未読ですがおそらくそのトンデモ感やB級感や異様なテンションを最優先に映像化したのかなと勝手に想像しつつ、単独で主役を張る人気役者たちを惜しげもなく容赦もなく消費していく贅沢さを楽しみつつ、虫になりたかないけど…

ディストラクション・ベイビーズ

先日試写にて鑑賞。ケンカのし甲斐がありそうな相手を探し挑発しては嬉々として殴り殴られる怪物的青年と唯一その心配をする弟、強者の威を借りて弱者をいたぶる学生、たまたま誘拐されてしまった万引き常習犯の女の四者を中心に暴力の連鎖を描く不条理でリ…

暗殺

試写にて鑑賞。1930年代の日本統治下の朝鮮半島と中国を舞台に日本軍と親日派、祖国独立派の暗殺チーム、賞金目当ての暗殺屋の三つどもえの抗争を描く、主演のチョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウをはじめチョ・スンウ、オ・ダルスら並みいる演…

エルヴィス、我が心の歌

試写にて鑑賞。2012年のアルゼンチン映画で、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で脚本家の1人として監督のイニャリトゥらと共にアカデミー賞脚本賞を受賞したアルマンド・ボーの長編映画デビュー作。エルヴィス・プレスリーに傾倒し、…

ひそひそ星

ちょっと前になりますが試写にて鑑賞。昭和中期の下宿みたいな宇宙船であちこちの星に宅急便を届ける、タイトルどおりひそひそ声で会話をし日記がわりに日々の活動をひそひそ声で記録するヒロイン(というかアンドロイド)のほぼ一人芝居に近い(他にも登場…

レジェンド 狂気の美学

先日試写にて鑑賞。60年代にロンドンの暗黒街で名を馳せた実在の一卵性双生児クレイ兄弟の、ハンサムで頭が切れる兄と無軌道で怪物的な弟をトム・ハーディが1人2役で演じたギャングムービー。これまでも「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」や「ブロンソ…

スポットライト 世紀のスクープ

昨日劇場にて鑑賞。期待値マックスで公開を心待ちにしていましたが待った甲斐がありました。驚きの実話という物語そのもののパワーを映画的完成度によって何倍にも高めることに成功した傑作。警察や弁護士も深入りしようとしない教会の巨大な権力に立ち向か…

怪しい彼女

日本版。昨日劇場にて鑑賞。オリジナルの韓国版が大好きなのでリメイクも中国版、この日本版と見てきましたが(ベトナム版は残念ながら未見)、オリジナルの基本構造をふまえつつ細かい部分でいろいろ独自性を持たせたコンパクトでくどくない脚色がいい感じ…

ルーム ROOM

劇場にて鑑賞。予告編や、ブリー・ラーソンが先のアカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲ったことですでにある程度どんな映画か知っている人も多いと思いますができればまっさらな状態で見ることをおすすめしたい、感動作という見方は否定しないけれどむしろ個…

鏡は嘘をつかない

試写にて鑑賞。2011年の作品で、同年にTIFFで上映されたさいには見損ねておりました。舞台はインドネシアの赤道直下に位置する海域、“海のジプシー”と呼ばれ浅瀬に建てた高床式の小屋で暮らすバジョ族の少女パキスは、漁に出たきり帰らない父を待ち続けてい…

すれ違いのダイアリーズ

試写にて、一昨年のTIFFで見て以来2度目の鑑賞。タイを舞台に、町まで通えない水上生活者の子供たちのために作られた湖に浮かぶ小学校に赴任した女性教師と、その後任の男性教師の日記を介した心のつながりの物語。とりわけ2つの時系列が交互に進行しつつ…

ボーダーライン

こと原題「SICARIO」。劇場にて鑑賞。冒頭に説明が出ますが原題のSICARIOは“暗殺者”という意味だそうで、映画を見終わると原題の意図も邦題の意図も分かります。メキシコの麻薬カルテルを相手にした特殊チームの一員に選ばれたものの畑違いの麻薬捜査とアメ…

最高の花婿

先日劇場にて鑑賞。多人種国家フランスを舞台に、あるブルジョワ家庭に育った美しい4人姉妹の上から3番目までがそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚し、末娘の花婿だけはカトリックのフランス人をと願う両親の期待に反して彼女の相手はカトリックだ…

シリア・モナムール

先日試写にて鑑賞。終わりのみえない内戦の中で大人も子供も虫けらのように殺されていく惨状をネットに投稿された動画と現地の女性(共同監督・脚本としてクレジットされているクルド人女性シマヴ)が撮影した動画と合わせて1001の映像からつむぎあげた、パ…

リップヴァンウィンクルの花嫁

劇場にて鑑賞。例によって前知識なく見たので、予測不能な展開にもどかしさや不安とともにからめとられ、一方ではたぶんこうなるんじゃないかと思った部分では予感どおりになったりしておそらくそのどちらも作り手の術中にしっかりはまったんだなという気が…

台湾新電影時代

先日試写にて鑑賞。昨年の大阪アジアン映画祭でも見ていたので2度目でしたが、あらためてとても贅沢なドキュメンタリーでした。贅沢というのは、1980年代に香港ニューウェーブと相前後して台湾映画界に新しい潮流をもたらし世界的にも高く評価された台湾ニ…

ふたりの桃源郷

試写にて鑑賞。山口県のローカル局・山口放送が25年にわたり取材・放映してきたドキュメント・シリーズを映画にまとめた、電気も水道も通っていない山で暮らすある夫婦とその家族の物語。無為自然という言葉が浮かんでくるような身の丈の生き方の1つの奇跡…

稽古

合気クラス@I道場。しーふーいわく「この世は流れだから、先には先がある。できないと思ってもそこで止まらないで先を見ろ」「みんなはまだ体を動かしてそれで心が動いてる段階。いずれは心が動くと体が動くようにならないと」「合気道は、いかに力を使わ…

第35回香港電影金像奨

昨夜授賞式が行われました。すでに結果は各所でとりあげられているので拙ブログでは公式サイトのリンクだけしときます。本日12時現在まだ結果がアップデートされてませんがそのうちアップデートされるでしょう。今回のノミネート作品は見てないものが多かっ…

マジカル・ガール

劇場にて鑑賞。これまた予告編を見ていただけでそれ以外なにも知らなかったこともあり、こ、こ、こう来るか!とかなりショックでした。静かで深くて残酷で…これが監督デビュー作とは驚きです。にしても「リザとキツネと恋する死者たち」といい本作といい遠い…

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

昨日劇場にて鑑賞。予告編は見ていたけれどそれ以外なんにも知らずに見たもので劇中に出てくるニッポンが微妙だったりなぜ山椒?とすごく気になったりはしたもののたぶん最晩年のホームズの精神性にヒロシマの象徴性をクロスさせることがもしかすると原作小…

リリーのすべて

こと原題「The Danish Girl」。劇場にて鑑賞。妻役のアリシア・ヴィキャンデルのアカデミー賞助演女優賞受賞(助演といえば助演だけど主演といってもいいくらいでした)をはじめすでにかなり話題の作品なのでストーリーについては割愛しますが…良かった。し…