2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

The Soul:繋がれる魂

こと原題「緝魂」。Netflixにて。ねとふりに入っているのは知りつつ未見でしたが(オイコラ)先の金馬奨でみごと張震が最優秀主演男優賞に輝いたからには!と記念鑑賞。遅ればせながら、なるほどこれは納得の影帝であります。スチールなどで知っていたものの…

レッド・ノーティス

Netflixにて。安心安定鉄板的ロック様とデップー味満載ライアン・レイノルズとロック様をもぼこぼこにするガル・ガドットが幻の秘宝をめぐって騙し騙されしながらわちゃわちゃする贅沢きわまりないおばかな(もちろん褒めてます)アクション・コメディ。なん…

三度目の、正直

先日、試写にて。濱口竜介監督の「ハッピーアワー」で共同脚本とプロデュースをつとめ、黒沢清監督の「スパイの妻」には濱口監督とともに共同脚本で参加した野原位監督のデビュー作。バツイチ同士で結婚した夫から別れを切り出され、家を出た日に記憶喪失の…

囚人ディリ

劇場にて、初日かちこみ。莫大な市場価格の麻薬を押収された犯罪組織が総力をあげてブツの奪還と警察への復讐に動き出す中、ただ一人で危機に立ち向かうほかなくなった特殊部隊の隊長が、不審者として手錠をかけられていた謎の男に協力を求める。男の名前は…

G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ

劇場にて。例によって予告編だけは何度も見ているもののビョン様の「G.I.ジョー」も未見で前知識ほぼゼロ状態だったため映画が始まって早々微妙すぎるアクセントで「ばかやろ」とかしゃべるヤクザな男たちが出てきたのに驚き、続いて舞台がなんちゃってニッ…

水俣曼荼羅

オンライン試写にて。2014年に最高裁が責任は国と熊本県にありと判決を下した水俣病問題。そのずっと前から「ゆきゆきて、神軍」「ニッポン国VS泉南石綿村」の原一男監督が撮影に取り組み、編集を含めて計20 年をかけた認定と補償をめぐる闘争の記録。恥ずか…

マイネーム 偽りと復讐

Netflix にて。けっこう前に見たんですが映画祭とかなんだとかで感想を書きそびれてました。暴力団にいた父親が何者かに射殺され天涯孤独になったヒロインが父の親友だったというヤクザのボスのもとで戦闘能力を磨き、父の仇をうつため警察官になる。という…

男人四十

一昨日、アン・ホイ監督特集にて。漢詩に造詣の深い国語教師で仕事にも家庭でもくたびれ気味の四十男が、彼に好意をよせる女子生徒の小悪魔的な魅力に心がゆれていく。。2002年の作品で、昔見たと思うんですがいろいろ忘れていておのれの頭の老化を実感しつ…

エターナルズ

映画祭にせっせと通っていたりとかでちょっと出遅れて、ようやく劇場にて。予告編は何度も見ていたもののそれ以上は知らずにいたのでまずは壮大な世界観というか宇宙観を把握するところから始まりましたがおおむねのみこめる作りになっていたので頭の中で右…

テロライザーズ

昨日TIFFで。自分の鑑賞スケジュールはこれで締め。今回もFILMEXも合わせて都合がつかなかったり時間帯がかぶっていたりで気になりながら観逃してしまった作品がそこそこあるのですが、観た範囲内でいえばハズした〜とがっくりくるものはなくて全体に面白く…

稽古

特別講習会@某県合宿所にて。しーふーいわく「つねに流れを自覚して。転身受身をとるとき、後ろ受身をとるとき。物理的な流れだけでなく時間の流れも意識すること」「緊張したり身構えたりすると相手にわかる。気配はいらない」「力はためて使うもの。お金…

オマージュ

TIFFにて。売れない女性映画監督が、アルバイトで引き受けた古い映画の修復の過程で当時きわめて珍しい存在だった女性監督の苦悩を追体験する。。「パラサイト」の家政婦役でブレイク?したイ・ジョンウンが家庭と仕事のはざまで悩むストレスフルな主人公を…

リンボ 

こと中文原題「智齒」、英文原題「Limbo」。TIFFにて。 期待以上の大傑作。モノトーンのパワー、プロダクションデザインのすさまじさにほとんど陶酔。鄭保瑞監督の腕の冴えは前々から承知しておりますが本作をもって勝手に自分の中で彼は鬼才から巨匠になり…

アリサカ

TIFFにて。「バードショット」(16年)がすばらしかったミカイル・レッド監督の最新作。組織犯罪の証人を護送する警察車両が〝バターン 死の行進〟で知られる道を走行中に襲撃され、重傷を負いながら唯一生き残った女性警官がからくも追っ手の追跡をのがれて…