劇場にて。自分の中でポワロのイメージは世代的にピーター・ユスティノフかデヴィッド・スーシェなのでケネス・ブラナーのイケオジなポワロは一種別モノとしてとらえており、別にそれはホームズも金田一もいろんな人が演じているから無問題、人物設定などが…

昨日試写にて。認知症が始まった母と、その介護をしながらそれまでやらなかった家事もこなすようになった父の姿を追った信友直子監督のドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」（18）の続編。前作も深く感銘を受けましたが本作は「自分…

オンライン試写にて。空想の親友キティーにあててつづったアンネの日記が嵐の夜にキティーを現代のアムステルダムによみがえらせ、今や世の誰もが知っているのに自分は知らないアンネの運命をキティーがたどりなおす中で今の社会問題も浮かび上がっていく幻…

オンライン試写にて。主に少年少女のインタビューを行っているラジオジャーナリストの独身男が妹の息子をしばらく預かることになり、多感で多動ぎみの９歳児にほんろうされながら〝子ども〟という生き物との関係性、疎遠だった妹との関係性にも変化が生じて…

劇場にて。旧作映画を見たのが昔すぎていろいろ忘れており新旧比較はできないんですが今の時代に即してアップデートした作りというのはよく分かったし今なおタイムリーな人種差別や格差問題やジェンダーのテーマにまっすぐ取り組んだ作り手の気概もひしひし…

試写にて。ハリウッドで数多くの新進俳優を第一線に送り出したキャスティングの草分け、マリオン・ドハティ（1923~2011）の業績を並みいる監督やスターたちの証言とともに振り返る2012年のドキュメンタリー。10年前の作品がようやくというか何かの機運があっ…

中文タイトルは「又見奈良」。すでに公開が始まっておりだいぶ遅れてしまいましたが先日試写にて鑑賞。残留孤児の養女に麗華と名付けいつくしみ育てた陳おばさんが、94年に日本に帰国した麗華と連絡がとれなくなったのを心配して彼女が住んでいた奈良を訪れ…

昨日劇場にて。ゲームの映画化だそうですが元ネタを知らないので純粋にエンタメ映画として鑑賞。すがすがしいほど他愛ない（けっこうほめてます）、宝探しアクションアドベンチャー。トムホとマーク・ウォルバーグの息が合ってるのか合ってないのかよくわか…

副題「ナチを欺いた死体」。本日初日に劇場にて。第二次大戦中、ニセの機密情報をナチスにつかませ独軍を撹乱しようとした英国諜報部の暗躍を描く驚きの実話ベース映画。まさしく事実は小説より奇なりで、劇中、二重スパイどころか三重スパイまで出てきて、…

昨日、恵比寿映像祭（2022 )にて。アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督の長編第１作で、半身不随の青年と彼の介護人として住み込みで雇われた男性看護師の物語。「暗くなるまでには」の次に観たので「考えるな感じるんだ」的気構えでいましたら、時間軸…

恵比寿映像祭（2022 )にて。アピチャッポンと比せられるタイの奇才監督アノーチャ・スウィチャーゴーンポン作品の、遅ればせながら、かもしれない初体験。かつてタイのタマサート大学で起こった軍による学生虐殺事件をモチーフに、当時学生運動に身を投じ運…

こと原題「拆彈專家２」。公開情報が解禁となった本日、オンライン試写で一足もふた足もお先に見せていただきました（多謝！！）。 いやいやすごかった。。「おおお！」「なななな？？」「わわわわわ！！」と内心で言葉にならない叫びがうずまく121分。公開…

劇場にて。３歳のとき韓国から米国へ養子に出され米国人として育った主人公アントニオは、シングルマザーのキャシーと娘ジェシーと共に暮らしていたが、地元の警察に目をつけられ不法滞在者として強制送還の危機に直面する。。韓国系アメリカ人監督ジャステ…

オンライン試写にて。コメディ専門のアメリカ人監督が３・１１に関するドキュメンタリーの仕事を請け負って来日し、大震災を題材に外部者がおいそれと映画など撮れないのではと思いつつリサーチを通じていっそコメディ映画にしようとひらめくが、もちろん前…

JAIHOにて。ナワポン・タムロンラタナリット監督作はかなり見てきたつもりでいてこの映画は16年の大阪アジアンで見そびれ21年のPPFでのナワポン特集でも見そびれてしまいようやくの初見。今さらながら、傑作。フリーの売れっ子グラフィックデザイナーが不眠…

オンライン試写にて。エリート銀行マンが娘と息子を学校に送る車に爆弾を仕掛けられて謎の犯人からの電話で多額の金を要求され、やがて警察からも追われる羽目になる、手に汗にぎるアクション・スリラー。韓国映画界の名バイプレイヤーの一人チョ・ウジンの…

オンライン試写にて。1961年、ロンドンのナショナルギャラリーからゴヤの名画を盗んだかどで訴えられるも法廷で無罪を主張する意気軒昂な老人ケンプトン。その自信はどこからくるのか、それ以前にどうやってそんな大それた犯罪があっさり成功できたのか。。…

劇場にて。２ヶ月くらい前（かな？）から予告編がかかりはじめて期待しつつ范冰冰がちゃんとメインキャストの１人なのでいつ復帰したんだろうと思いながらもとりあえず前知識なく（こればっか）映画を見まして、大いに楽しかったです。ただし実際見てみると…

劇場にて。ウェス・アンダーソン監督作品が大好きで例によって何も知らずに見たんですが、すっかりけむにまかれて、なのにまちがいなく楽しくてチャーミングで、カラフルな夢を見て朝目覚めてなんじゃこりゃと思いつつやたら楽しかったみたいな気分。いろん…

「CROSSCUT ASIA アンコール」にて。マレーシアの音楽界・映画界でマルチに活躍するピート・テオがプロデュース等でかかわった08年から13年までの映像作品を集めたオムニバス的作品。政治的メッセージをストレートに伝えてくるものからブラックな笑いに落と…

08年のフィリピン映画。「CROSSCUT ASIA おいしい！オンライン映画祭」にて。ネグロス島のバコロドという地方都市を舞台に、イタリア料理のシェフである主人公が借金のカタに店をとられ、そのまま料理人として雇われたがオーナーが指名するコンサルタントと…