2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ギフテッド

劇場にて観賞。天才的頭脳の持ち主である学齢期の少女、その叔父であり保護者として彼女を普通の学校生活になじませようとする主人公、孫を手元に置いて英才教育を受けさせようとする母親との三つ巴の確執を描いた、シリアスなテーマをちりばめつつウェルメ…

暗きは夜

先日FILMEXにて鑑賞。現大統領の就任以来麻薬撲滅運動の名の下に公開処刑さながらの警察による市民の射殺が行われるようになったマニラで、ヤクの売買から足を洗った主人公とその家族が麻薬組織からもなじみの警官からもかばってもらえなくなり窮地に陥って…

第54回台湾金馬奨

すでに各所で情報がアップされていますが昨夜が授賞式でした。受賞結果一覧はこちら。自分はちょいと国内旅行中ではあったもののレッドカーペットの途中でホテルに戻り、あとはネットにかじりつき。ニッポンに居ながらリアルタイムで楽しめるありがたさよ。…

ファンさん

こと原題「方綉英」。FILMEXにて鑑賞。死期が迫ったおばあさんとそれを見守る家族・親族の姿をとらえた、ワン・ビン作品としてはずいぶん短い尺ながら強い磁場に吸い寄せられそこから抜けられないような感覚にひたる87分のドキュメンタリー。個人的にも親を…

サムイの歌

FILMEXにて鑑賞。先のヴェネチア映画祭のヴェニス・デイズ部門でオープニング上映されたペンエーグ・ラッタナルアーン監督の最新作。カルト系教団への奉仕を強要する白人夫に愛想を尽かしたタイのTV女優が、ある男に夫の殺害を依頼したことからさらなる窮地…

天使は白をまとう

こと原題「嘉年華」。FILMEXにて鑑賞。中国南方の海辺の都市を舞台に、高級官僚が中学生の女子2人を強姦した事件をめぐり、当事者の家族、警察、弁護士、ホテルの従業員らそれぞれの思惑と行動の行方を描く社会派文芸作品。コトを起こしたのが地元のおエラ…

稽古

特別講習会(合宿)@S県某宿泊施設。しーふーいわく「何回でも気づくこと。同じことも気づくたびに深い気づきになる」「力を入れると相手の力とぶつかる。そうじゃなくて力を抜くと相手の力が入ってくる、それを相手に返す。だから力が出る」「面で押さない…

『欲望の翼』デジタルリマスター版公開情報

すでに各所で報じられ拡散しているもようですが、こちらでもお知らせをば。2018年2月にBunkamuraル・シネマほか全国順次公開が決定したそうです。 かつて自分にとって香港映画に転がり落ちる決定打となった永遠の名作をスクリーンで、デジタルリマスターで見…

バリー・シール アメリカをはめた男

劇場にて観賞。これってヒットしてるんでしょうかそれほどでもないんでしょうかたまたま今日の場内が空いていただけでしょうかよく分からないけど、すんごい面白かった。凄腕のパイロットで茶目っ気があって山っ気もあってスカウトされて転職したら成功して…

バーフバリ 王の凱旋

試写にて観賞。子バーフバリの貴種流離譚を描いた前編を受けて後編は時間をさかのぼり父バーフバリの悲劇的生涯とそのカルマの決着を描く、インド映画史上ナンバーワンヒットも納得の壮大なる神話。最初から最後まで血湧き肉踊りすぎてヘンなテンションにな…

ブレードランナー2049

先日、劇場にて観賞。実のところ前作を見てからすごく時間が経っていていろいろ忘れているので予習してからと思っているうちに公開が始まりうかうかしているうちに上映が終わりそうで予習抜きで見たのだけど。 もっぺん前作を見ていたらもっとやられた感が強…

マイティ・ソー バトルロイヤル

劇場にて観賞。ストーリーもちゃんとそれなりにドラマチックですが何といっても見所はメインキャラのノリの良さ。ドリフのコントみたいな(古!?)笑いがいっぱい、もちろんかっこいい見せ場もありで、クリヘムもトムヒもマーク・ラファロもさぞかし楽しい…

彼女が目覚めるその日まで

先日試写にて鑑賞。新聞記者として活躍を始めた矢先、原因不明の体調不良が悪化し精神にも重篤な異常をきたした主人公と、その原因究明と治療のため心血を注いだ家族との事実に基づく物語。クロエ・グレース・モーリッツ演じるヒロインをおそった恐怖と絶望…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「自覚とは気づくこと。気づくには対比するものがなくてはならない。いっぱい失敗して、気づけばいい」「知識と知恵はちがう。知識は頭を使う、知恵は心を使う。考えると思うの違いも同じ」「自分の内側から自分を見、自分…

悪女

試写にて鑑賞。どうかしてる、とんでもなさすぎる等嬉しい悲鳴のような評判を小耳に挟んでおりましたが。。ええ、ひかえめに言ってくるってました(もちろん褒めてます)。冒頭のカメラワーク&アクションからしてカッコ良すぎ。いろいろ経典的作品へのオマ…

DESTINY 鎌倉ものがたり

一般試写にて鑑賞。世界プレミアとのことで監督及び出演者が大勢登壇しての舞台挨拶付き、皆さん楽しい裏話をしつつネタバレしないよう気をつけている緊張感もありで面白かったです(←そこ?)。たまにあるようですからね、うっかり口を滑らせちゃうってケー…

ある肖像画

先日TIFFにて鑑賞。ミュージカル仕立てということ以外どんな作品なのかほとんど知らずに見ましたが期待以上の素晴らしさに大満足。太平洋戦争開戦直前のマニラを舞台に、高名な画家が娘たちと暮らす邸宅と画家の畢生の名作をめぐる、日本で言えば没落華族の…

ヴィクラムとヴェーダ

昨日TIFFにて鑑賞。暴走気味の凄腕警官VS大物ギャングの対決をパワフルに描いた骨太のザ・インド映画。さりげにジョン・ウー風味もあり、正義対悪の構図を1つ1つ壊していく作りがエキサイティング。主人公2人はそれぞれインド伝説の神々にちなんだ名を持…

こんなはずじゃなかった!

こと原題「喜歓你」。TIFFにて鑑賞。どんな話か全然知らずに見ましたが出だしからもうこれは安心して楽しめる感満載、かつこれは絶対空きっ腹で見たらあかん!感満載の、グルメ&ラブコメディ。全編「うまそ〜」「きゃわぃ〜」「食べてぇ〜」「上海行きてぇ…

迫り来る嵐

こと原題「暴雪将至」。TIFFにて鑑賞。97年の中国、閉塞的な地方都市で連続殺人事件が起こる。工場労働者の余は探偵とあだ名される正義漢で、警察に協力すべく独自に捜査を進め、ついに犯人らしき工場関係者を見つけるが…。董越監督(脚本も)はこれがデビュ…