ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ

劇場にて。昨年放映された『TVアニメ鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の第11話と今年4月から放映の同・柱稽古編の第1話をつないだ劇場公開版。昨年2月に公開された「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」と同様、映画らしからぬツギハギ…

稽古

武器法クラス@T道場。しーふーいわく「とにかく姿勢。尾骶骨を締めて体軸をしっかりしてそけい部の力を抜け」「杖は杖先の角で突く。打ちも投げ決めも全部突きが入る。でないと平面になってしまう」「一点でなく、遠山の目付、千手観音の目付で全体を見るこ…

パスト ライブス / 再会

先日試写にて。今年のアカデミー賞で監督賞・脚本賞等にノミネートされている韓国系カナダ人劇作家セリーヌ・ソンによる驚くべき監督デビュー作。自身の経験がベースになっているという、12歳のときに少女側の移民により離れ離れになった初恋の男女の20年越…

青春18×2 君へと続く道

昨日試写にて。中文題は「青春18×2 通往有你的旅程」。台湾の作家による紀行エッセー「青春・18 x 2 日本慢車流浪記」を原作に、国際派スター張震がエグゼクティブ・プロデューサーをつとめ日本の藤井道人監督がメガホンを取った、18歳のときに日本人女子バ…

流転の地球 -太陽系脱出計画-

原題「流浪地球2」。オンライン試写にて。すごく見たかった映画なので何はさておきオンラインで視聴しましたが、いやこれ大画面で見なきゃあかんやつ(というか映画はすべからくそう作られてるわけですが)。「三体」の劉慈欣の原作による前作「流浪地球(…

Here

オンライン試写にて。公式サイトからの引用になりますが“2014年に長編第1作を発表して以来、わずか数年でベルリン、カンヌをはじめとする映画祭から熱い注目を集めている”というベルギーのバス・ドゥヴォス監督。その19年作品「ゴースト・トロピック」と共に…

白日青春 ー生きてこそー

劇場にて。主演の黄秋生来日!というのでチケ取りに奮闘(?)して2列目の席を取れたら結果的に1列目がメディア用あるいは関係者席で実質最前列、撮影タイムも鑑賞も人の頭が気にならずラッキーでした。本作を見るのは今回が2度目でこちらですでに感想を…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「技はすべて自分の中心で相手の中心をとらえる」「手の返しは肘を中心に向けて肘の力を抜く。手首をつかまれるとどうしても手首に意識がいって手首を動かそうとするがそうじゃない」「引っ張ると相手の力を受けてしまう。…

ヴィクラムとヴェーダー(2017)

劇場にて。リメイクのヒンディ語版(22)ではなくオリジナルのタミル語版のほうを鑑賞。なんでかというとひとえにヴィジャイ・セードゥパティ見たさで、悪役も善玉も似合うあの堂々たる押し出しと魅力的な顔だち特にまなざしがめっちゃ好みのタイプなのです…

繁花

王家衛監督初の長編ドラマ全30集、配信にて視聴完走。90年前半から後半にかけてネオンの海と人の波がわきたつ上海の歓楽街を主戦場に改革開放のバブルの中一攫千金の夢を追う人々の群像劇と時代の変遷を描く大長編版「花様年華」的大河ドラマ。すごかった。…

ゴールデンカムイ

劇場にて初日かちこみ。原作漫画が大好きなのでストーリー展開にハラハラドキドキするかわりにキャラ造型とアクションの本気っぷりを大いに楽しみました。山崎賢人は「キングダム」で鍛えられた動きに磨きがかかっててGJ、キャラ再現度ではとくに鶴見中尉、…

稽古

武器法クラス@T道場。しーふーいわく「二点二方向。中心から反対方向に同時に、同じ距離で」「刀を身体の一部にする。“手で持つ”のでなく」「右小手切りはすごく近いところで切る。実践用ではないと思う。自分だったらやらない。でも身体の鍛錬としてはすご…

カラオケ行こ!

劇場にて。中学校合唱部部長の男子生徒がカラオケが上手くなりたいヤクザに見込まれ歌唱を指導する羽目になる、といういかにも漫画っぽい設定(原作コミックあり)ながら、どう転んでいくかわからない展開の終盤で、おお!このカタルシスを待っていた!と胸…

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア

試写にて。伝説的バンドの1つトーキング・ヘッズ結成50周年というタイミングで公開となる、今をときめくA24が4Kでよみがえらせたジョナサン・デミ監督による84年作品。トーキング・ヘッズやそのバンド内バンド、トム・トム・クラブの往年のヒット曲はそこそ…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「自分の中心で相手の中心をとらえろ。それには自分の中心がわかってないと。でないと相手の中心もわからない」「できないことも楽しめるように。そこから意識が変わる。広がりが出る」「力はためて使う。たまってないのに…

狼と子羊の夜

IMWjapan2023にて。監督も、キャストも、2013年作品というのも、ようするにほぼ何も知らずに見たのですが「タミル・ニューウェーブのノワールの極北に震えよ」というカッコ良すぎるキャッチコピーにいつわりなし! 夜半、道端に倒れていた瀕死の男を自宅で緊…

WAVE MAKERS 〜選挙の人々〜

原題「人選之人─造浪者」。Netflixにて去年の4月に配信が始まった全8話の台湾ドラマで、今月13日の台湾総統選投票日までに見なきゃと遅ればせながらほぼかじりつきで鑑賞。台湾の選挙のお祭り的な盛り上がりは映画やTVニュースなどでそこそこ知ってました…

エクスペンダブルズ ニューブラッド

劇場にて初日かちこみ。しょっぱなイコ・ウワイスの登場におおっとときめいたのち場面変わってスタちゃんとステイサム兄いの漫談みたいな一幕に微苦笑、それから一気に出動シーンとなる流れでその後の展開はもしかしてああなってこうなるのかなと予想したの…

PERFECT DAYS

劇場にて。先のカンヌ映画祭で役所広司が男優賞に輝いたヴィム・ヴェンダース監督作品。この映画に限らず自分はあまり予習したくない派なので今回も日々淡々とトイレ掃除をする男の話というくらいしか基本情報を持たずに見て、主人公の一日一日を追体験しな…

新年快楽

正月早々の地震警報に驚き、その後次第に被害の大きさがわかってきて波乱の幕開けとなった本年ですが、まずはご挨拶まで。サボりがちなこちらのブログも当面はぼちぼちやっていきますので、よろしくお願いいたします。

おおつごもり

毎年思ってますが1年の過ぎるのの早いこと。まずは大過なく過ごせたこと、いろんな好きな映画と出会えたこと、カメの歩みでも稽古を続けられていることに感謝です。ツラいニュースも多々ありました。来年はもっと平和で公正な世の中になりますように。

2023勝手にマイベスト

毎年勝手に選出している今年のマイベスト。休刊前の映画秘宝さんのベスト映画アンケートに参加していた時期もあるのですが、それもなくなり、と思っていたら復刊?となるそうで何年ぶりかでまたアンケートに参加。そちらと同じ内容です(番外は本欄のみです…

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました

劇場にて。タイトルからしていろいろ察せられてすでに可笑しい、ってそれだけで初日かちこみしましたら場内ほぼ爆満な上にめっちゃ笑えて期待以上に楽しい映画おさめ@映画館となりました。ノースターながら22年にスマッシュヒットとなった映画だそうで、最…

ほかげ

劇場にて。「野火」で描かれた戦地の地獄と狂気が戦後の荒廃から復興に向かおうとする社会の隅々で残り火のように見えかくれする、塚本晋也監督の最新作。当事者でもありそれ以上に観察者である戦争孤児の視点からとらえた構成の完成度、沈黙の間合いがみご…

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

劇場にて。昭和31年、ある政財界のフィクサーの一族が支配する山奥の村へ出世の糸口をつかむため訪れた男・水木が、一家をおそった連続殺人事件の容疑者・ゲゲ郎と出会い、呪われた村の謎にせまっていく。。全巻制覇というわけではないものの子供の頃から慣…

プシュパ 覚醒

英題「Pushpa: The Rise - Part 1」。有料配信にて。特集上映「熱風!! 南インド映画の世界」のラインナップ4作のうち日本初上映の1本で、都内の劇場で見るのが間に合わずオンラインでの後追いになりましたが、はーーー濃かった(褒めてます!)。2021年イ…

稽古

護身クラス@I道場。しーふーいわく「技は速さじゃない。ゆっくりかけてもちゃんと効くもの」「手の返しのはたらきは相手をくずすこと。つまり戦闘能力をうばうこと。その上で当身や投げに入る」「正しく技が効けば相手の抵抗を感じない。抵抗を感じる時はな…

FEAST -狂宴-

オンライン試写にて。レストランを経営する父とその息子が貧しい父娘をひき逃げし、被害者の父親が死亡。罪の意識に苦しむ息子のかわりに父が刑務所に入り、その服役中、被害者の妻と子らはレストランに雇われることとなり…。フィリピンの巨匠ブリランテ・メ…

白日青春 ー生きてこそー

原題「白日青春」。英語タイトルは「The Sunny Side of the Street」。オンライン試写にて。昨年の金馬奨の最優秀主演男優賞(黄秋生)、同新人監督賞(劉國瑞)ほか受賞作。大阪アジアンで見られず残念に思ってましたが、公開が決まって良かった。監督の劉…

ポトフ 美食家と料理人

原題「The Pot-au-Feu」。カンヌ映画祭最優秀監督賞受賞作。先の東京国際映画祭ではガラ・セレクション部門で上映され(タイトルは「ポトフ」)、トラン・アン・ユン監督夫妻とブノワ・マジメルのゲスト来日情報にテンションぶち上がりながらも都合により見…