プシュパ 覚醒

英題「Pushpa: The Rise - Part 1」。有料配信にて。特集上映「熱風!! 南インド映画の世界」のラインナップ4作のうち日本初上映の1本で、都内の劇場で見るのが間に合わずオンラインでの後追いになりましたが、はーーー濃かった(褒めてます!)。2021年インド国内No.1ヒット作だそうで、アッル・アルジュン演じる主人公プシュパが希少な木材の密輸組織に加わり底辺の労働者から成り上がっていくインド版黒社会大作。理不尽な社会のあれこれに裸一貫で立ち向かう熱い漢(おとこ)のこれこれこれだよな命しらずっぷりと容赦なさ血なまぐささ、もちろんロマンスやコメディ、歌と踊りもちりばめたたっぷり178分におなかいっぱい、だけどまだまだ見たい!となったところでパート1がおしまい。パート2も楽しみに待ってます。

以下余談。本作の監督は「ランガスタラム」のスクマール監督で、「ランガスタラム」では主人公が底辺層しかも耳が不自由なため何かと侮辱されるんですが字幕では「難聴野郎」となっていて(たぶん「つ⚫︎ぼ」ではまずいからと拝察)、今回また主人公プシュパ(庶子のため正室の息子らから排除され苗字をもらえなかったという設定)がいろんなシチュエーションで「労働者」と呼ばれるんですがそれももっと侮蔑的なニュアンス(土⚫︎とか苦⚫︎とか?)なのでしょうね。