狼と子羊の夜

IMWjapan2023にて。監督も、キャストも、2013年作品というのも、ようするにほぼ何も知らずに見たのですが「タミル・ニューウェーブノワールの極北に震えよ」というカッコ良すぎるキャッチコピーにいつわりなし! 夜半、道端に倒れていた瀕死の男を自宅で緊急手術した医学生が、翌朝姿を消したその男が殺人犯だったため警察から犯人の逃亡を助けたとして逮捕され、、というところから始まる先の読めないダークでヘビーな展開に最後までノンストップでもっていかれるクライム・スリラーの異色作。クライマックスのアクションシーンのインド映画というより香港映画っぽい迫力満点の接近戦にもしびれたし、すんごい面白かった。凄腕の逃亡犯ウルフを演じていたのはミシュキン監督自身。これまたエンドクレジットで気づいて(遅)びっくりでした。