パスト ライブス / 再会

先日試写にて。今年のアカデミー賞で監督賞・脚本賞等にノミネートされている韓国系カナダ人劇作家セリーヌ・ソンによる驚くべき監督デビュー作。自身の経験がベースになっているという、12歳のときに少女側の移民により離れ離れになった初恋の男女の20年越しの再会の物語は時にふいうちのように胸をつかれるものがあり、例えばどんなところにと問われたら言葉につまるくらいパーソナルで繊細、と共に普遍的で、人と人との縁あるいは運命(韓国の言葉でイニョン。この映画のいわばキーワード)を自分もその20年の時空の片隅にいるかのように共有しながら深く静かに味わいました。もしかすると奇跡的作品かもしれない。。

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