鉄拳とジャンプキック - カンフー映画の舞台裏 -

 こと原題「IRON FISTS AND KUNGFU KICKS」。Netflixにて。2019年の作品で、ざっくりいえば香港の功夫片がいかに世界的影響力を持ったかを振り返るちょっとオタク系なドキュメンタリー。昨今の自粛モードの中(外出してないわけではないけど)このさいウチで映画三昧といくべかとネトフリやアマプラをザッピングしている中で見つけた1本で、これまでノーチェックでした。ネトフリありがとう。最初のうち、自分は今までこういう映画があることに気づかなかったけれどもだいぶ古い作品なのかなと思っていたら、そうではなく近年のものとおぼしき葉偉信や洪金寶ら香港の映画人のインタビュー映像がちょこちょこ使われていたり(えっそれだけ?というくらいそれぞれ短いけど)アメリカにおける功夫映画の受容史とそこからインスパイアされて作られたアクション映画の変遷も含めて駆け足でこの50年くらいの流れが分かる作りに(とはいえ網羅的とまでは言えず。でもたぶん網羅的に検証したり構築したりするには対象が大きすぎたのかも)なっていて、なるほどと思ったり内心でちょっとツッコミを入れたりしつつ初めて知ることや映像もいろいろ盛られていて興味深かったです。