先日試写にて鑑賞。終わりのみえない内戦の中で大人も子供も虫けらのように殺されていく惨状をネットに投稿された動画と現地の女性（共同監督・脚本としてクレジットされているクルド人女性シマヴ）が撮影した動画と合わせて1001の映像からつむぎあげた、パリ亡命中のオサーマ・モハンメド監督作品。がれきの山と化した街、おびただしい死体、政府軍のリンチを受ける少年、まぶしい笑顔を見せていた子供たちの変わり果てた姿。やりきれない幾多の映像の断片から「見てほしい。知ってほしい」という無言の声が聞こえてくるような、慟哭と祈りの映像詩。
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