最高の花婿

日劇場にて鑑賞。多人種国家フランスを舞台に、あるブルジョワ家庭に育った美しい4人姉妹の上から3番目までがそれぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚し、末娘の花婿だけはカトリックのフランス人をと願う両親の期待に反して彼女の相手はカトリックだけどコートジボワール人…という超グローバル国際結婚家族のてんやわんやを描く、深刻に描こうとすればいくらでも深刻になるテーマを真逆の笑いに落とし込んだコメディ作品。劇中、両親も婿たちも互いの人種や文化に偏見はもつまいとしつつ本音のぶつかりあいもつい起こってしまう中で「とにかくみんな家族なんだ」という事実というか共通理念を尊重する一貫性が爽快で、東京では目下YEBISU GARDEN CINEMAのみの公開ですがもっといろんなところでかかってても入るんじゃないかなーとちょっともったいなく思いました。
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