花、香る歌

日劇場にて鑑賞。1867年(ニッポンでは幕末、大政奉還の行われた年)の朝鮮で、女性として初めてパンソリの唄い手が登場した――。女子禁制の伝統芸能だったパンソリに魅了され、男装してまでパンソリの学校に通ってプロの唄い手を目指した実在のヒロイン、チェソンの苦難の人生を描いたドラマチックな物語。映画よりむしろ長丁場の朝ドラとか大河ドラマに向きそうな題材のようにも思いましたが、パンソリに関してはまったくしろうとだもので歴史とか風俗面でいろいろ興味深く、先人の苦労がしのばれました。芸術家肌で禁欲的な師匠役のリュ・スンリョンが安定の存在感。
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