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こと原題「SICARIO」。劇場にて鑑賞。冒頭に説明が出ますが原題のSICARIOは“暗殺者”という意味だそうで、映画を見終わると原題の意図も邦題の意図も分かります。メキシコの麻薬カルテルを相手にした特殊チームの一員に選ばれたものの畑違いの麻薬捜査とアメリカの常識が通用しないメキシコの現状に立ちすくむFBI出身のヒロイン(エミリー・ブラント)の不安と疑心暗鬼が全編を覆い、見ているこちら側まで常に命の危険にさらされているような緊張感がはんぱなく。加えてベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリンのあやしげなマッチョぶりがまた不穏すぎて、手に汗にぎりまくりでした。
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