駐在巡査 宝音(ボヤン)

先日、中国映画祭「電影2019」にて鑑賞。今回は2本しか見られなかったのが残念でしたがニッポン公開はないかなあという新作群を映画館で見られる貴重な映画祭。表題作は楊瑾監督の最新作で、自分はこれまで楊瑾作品は「牛乳先生」「ホメられないかも」「冬に生まれて」の3本を見てますが(確か見たはず。。)今回は実在の人物がモデル(というのは実はあとから知った)なのもあってか従来のインディペンデントっぽさと商業映画らしさがいい具合に融合した感あり。広大な砂漠が続く内モンゴルの田舎町を舞台に、いい人すぎてちょっと心配になるくらい滅私奉公な模範警官・宝音(ボヤン)を中心にいろんな人のいろんな人生が描かれてじんわりと胸にしみる、ちょっとミステリー要素もありの良作でした。