ありふれた話

昨日、恵比寿映像祭(2022 )にて。アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督の長編第1作で、半身不随の青年と彼の介護人として住み込みで雇われた男性看護師の物語。「暗くなるまでには」の次に観たので「考えるな感じるんだ」的気構えでいましたら、時間軸が前後したり抽象的映像がはさみこまれたりというのはありつつはるかにわかりやすい作りで、ぐいぐいもっていかれました。生まれること生きることやがて死ぬことは生命体にとって「ありふれた」こと。そして誰ひとりあるいは何ひとつ同じように生まれて生きて死ぬのではなく予測不能であることもまた「ありふれた」ことなのだなと。。