試写にて。ハリウッドで数多くの新進俳優を第一線に送り出したキャスティングの草分け、マリオン・ドハティ（1923~2011）の業績を並みいる監督やスターたちの証言とともに振り返る2012年のドキュメンタリー。10年前の作品がようやくというか何かの機運があったのか公開のはこびとなってよかった。スタントウーマンのドキュメンタリーもそうでしたがふだんあまり表立って語られないいわゆる幕後のスタッフの素顔や仕事ぶりに焦点をあてたドキュメンタリーはまちがいなく面白くて、本作も映画のキャスティングのプロであるキャスティング・ディレクターという仕事について正直これまで自分はほとんど理解していなかったということを実感しつつ目からウロコの連続でありました。
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