蜜のあわれ

試写にて鑑賞。室生犀星の同名小説を原作とする石井岳龍監督作。原作は未読でしたが、映画は“老い先みじかい男性作家の妄想暴発的官能小説”というおもむきの、奇妙で愉快で切ない物語。遅ればせながら原作も読みたいと思っております。
ちなみに本筋にかかわる部分ではないんですが、劇中、大杉漣(好演!)演じる老作家が愛人の部屋でコトにおよぼうとして途中でヤる気が失せ、「朔太郎くんといい君といい、上州人はがさつなんだよ」(確かそんなふうなセリフだったと思います)と怒鳴るシーンで内心大ウケしてしまった上州人な自分でございました。
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