あなたの名前を呼べたなら

劇場にて。若くして未亡人となりそれだけで女性としてはもう人生の終わりを意味する旧弊な田舎からムンバイへ出て家政婦として働きつつ自立を目指す主人公と、アメリカ暮らしが長く階級社会の陋習になじめない雇い先の御曹司の心が触れ合った、その先にあるものは。。。厳然たる身分差の問題を正面からとりあげつつエンタメとしてもアート作品としても完成度の高い、近年ニッポンでも数多く紹介されるようになった登場人物が突然歌ったり踊ったりしないタイプのインド映画の秀作。昨日見た「ガリーボーイ」も本作も監督は女性、というのもすばらしい。

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