ガリーボーイ

試写にて。ムンバイのスラムで育った主人公がラップと出会い、格差社会のフラストレーションを言葉とリズムで吐き出すことに希望と自信を見出していく実話ベースの音楽映画。ランヴィール・シン自身のパフォーマンスによるラップのかっこよさもさりながら「ラームとリーラ」や「パドマーワト」とは別人のようなはにかんだ笑顔と上目づかいのまぶしそうな瞳にキュンキュンしっぱなし。猟奇的な、じゃなかった暴力的なガールフレンド(アーリヤー・バットがまた可愛いこと)の子猫みたいなキャラも魅力的で、社会的テーマをがっつり盛り込みながらも上々のエンタメ作品に。クライマックス、主人公の魂の叫びともいうべき「この身ひとつで生きていく」のフレーズにゾクゾクして鳥肌たちそうでした。オススメ!

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