ある肖像画

先日TIFFにて鑑賞。ミュージカル仕立てということ以外どんな作品なのかほとんど知らずに見ましたが期待以上の素晴らしさに大満足。太平洋戦争開戦直前のマニラを舞台に、高名な画家が娘たちと暮らす邸宅と画家の畢生の名作をめぐる、日本で言えば没落華族の物語といった趣きで、切なくも格調高き妄執と解放のヒューマンドラマ。上映後のQ&Aの濃さと盛り上がりもこれぞ映画祭の醍醐味といえる今回一番の充実度でありました。
他にもTIFFではあれやこれや見たのですが時間も経ってしまったのでこれにて〆とします。