ザリガニの鳴くところ

劇場にて。ザリガニって鳴くのか、、とタイトルからしてなぜかものさみしくミステリアスで心ひかれるものがあり、予告編を見ていた以外は何も知らずに鑑賞。1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で起こった殺人事件の容疑者として、幼いころに家族に捨てられ一人で生きてきた「湿地の娘」が逮捕される。老弁護士を除けば検察や陪審員をはじめ長らくその娘をさげすんできた町の人々の冷たい目線の中、裁判が始まり、少しずつ彼女の苦難の過去が明らかに。。法廷劇であるとともにマチズムやレッテル貼りのテーマに切り込んだヒューマンドラマ、かつ自然との共生について考えさせる多面的な秀作。ある時点まではなるほどなるほどという感じで見ていたのですが、その〝ある時点〟ですうっとキモが冷え全部のピースがつながりました。

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