本日初日の劇場にて。イギリスの田舎からロンドンに出てきたデザイナー志望の主人公が古い下宿に住みはじめて夜な夜な60年代の夢を見るようになり、その中でファッショナブルで美しいヒロインと同一化したり分離したりするうち次第に夢と現実がまじりあっていく、すばらしく美しくておそろしいスピリチュアル・ホラー。毎度のことながら予告編だけは何度も見てましたがそれだけではおよそ予想できなかった物語と鮮烈な視覚体験にうっとり。「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督作だけあって劇中で流れる往年の名曲も脳内をぐるぐるして離れません。それと、「お嬢さん」等パク・チャヌク作品に多数参加し現在はアメリカを拠点とするチョン・ジョンフンが撮影監督ということをあとから知ってびっくり、感服でした。
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