ジョン・F・ドノヴァンの死と生

昨日、試写にて。19歳で監督デビューし世界を刮目させた美青年グザヴィエ・ドランは子役出身というだけあって役者としても魅力的な得難い才能。中でも「Mommy /マミー」が個人的にはダントツで好きなんですが、彼の映画は母と息子およびLGBTのテーマと切り離せないものがあって本作はその1つの集大成であり転換点になるのかもと感じさせるある意味大作。大作と言ってもいわゆるハリウッドアクション的なお金かけてるなあという大作感ではなく、ある人気TVスターと彼の大ファンだった11歳の少年の間で人知れず続けられた文通がそれぞれの人生に与えたあまりにも大きな影響が2つの時系列で描かれる物語の激しさと重さ、ナタリー・ポートマンをはじめキャストの顔ぶれの贅沢さやショービジネスの世界の光と闇の対比が観る側の一種の野次馬根性を刺激するドラマチックさにおいて、です。

実のところ自分は早い段階で1つ勘違いをしたらしく、そのため終盤で脳内で1つ辻褄が合わなくなり勝手に混乱してしまい、後からよく考えたらその初歩的な勘違いをしなければちゃんと流れがつながるということに気づいた次第(とほほ)。なぜ勘違いをしてしまったのだろう、、と、そこのところ確認するためにももう一度観なくては。。

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