一昨日、アン・ホイ監督特集にて。漢詩に造詣の深い国語教師で仕事にも家庭でもくたびれ気味の四十男が、彼に好意をよせる女子生徒の小悪魔的な魅力に心がゆれていく。。2002年の作品で、昔見たと思うんですがいろいろ忘れていておのれの頭の老化を実感しつつ、日本では劇場未公開・ソフト化もなしというのが不思議なくらいの貴重な名作をスクリーンで見ることができてつくづくありがたいことでした。主演の張學友も当時新人の林嘉欣も狄龍ジュニアの譚俊彦もみんな良いのですがなんといっても梅艶芳の静かな名演に感動。UFO作品で活躍した岸西の脚本もあらためてそのすばらしさに感じ入りました。