Workers 被災地に起つ

先日試写にて鑑賞。前作「Workers」(12)は未見でして、本作の公式サイトによれば「変わりゆく東京の下町での取り組みの様子を描いた第一弾」とのこと。第二弾となる本作はこれも公式サイトからの引用となりますが「持続可能な社会への仕組みづくりを地域の人とともに模索・実践し続けてきたワーカーズコープ(協同労働の協同組合)による被災地での取り組みの様子を2016年2月から2017年12月までの22ヶ月間にわたって記録した」ドキュメンタリー。メンバーそれぞれが労働者であり経営にも参加する対等な関係性、手作り感(時に手さぐり感も)いっぱいの「仕事」の創生と展開に取り組むワーカーズコープという組織については本作で初めて知りましたが、格差社会に一石を投じるとかそういう大きな話でなくてもっと手の届く範囲でやれることをやる、やれることを探す、やれそうな仕事を起こす、それを持続するという草の根的なスタンスに共感。個人的には、被災地とはまた状況が全然違うけれど故郷の商店街がさびれていたり空き家が増えているのを残念に思いつつでも自分はもうその街には住んでいないしどうすればいいのかもわからないという立場からいろいろ思うところもあり。総じて映画に登場する人たちの明るさとバイタリティが印象的でした。