悲情城市

FILMeXにて観賞。何十年かぶりにスクリーンで見ることができ、覚えていたところも忘れていたところもあるんですがあらためて映画史に残る傑作。しかも今なお台湾映画界の最前線におられる侯孝賢監督がゲストで登壇、ほんとにありがたいことでございました。あたりまえのことながら劇中の俳優たちが若いっ。とはいえ梁朝偉とか高捷とか太保とか今もそんなに変わってないような気も…。劇中、太保演じる阿嘉が親分の地元ヤクザと上海から渡ってきてぶいぶいいわせてる外省人ヤクザとの交渉の場で新興グループのちんぴらに親分の話を広東語になおして伝え、それをまたちんぴらが上海語(ですよね?)になおして上層部に伝えるという場面があり、広東語と閩南語を話す阿嘉と広東語と上海語を話すそのちんぴらはそれぞれどういう背景を持っているのかしらとか、辛樹芬がすばらしくて残念ながら早々と引退してしまったけど今も変わらずに綺麗なのかなあとか考えながら見てました。