黒夜行路

先日、マレーシア映画ウィークにて鑑賞。一昨年のシネ・マレーシア2013で見そこねてしまっていた作品で、今回見られてよかった。ピート・テオ演じる中堅ヤクザを頼って田舎から出てきたちょっとお人良しで頼りなさげな従兄弟が次第に一人前になっていく静かでドライな黒社会映画。従兄弟役の俳優にがっつり見覚えがあって映画を見ている間じゅう気になってたんですが、どうにもこうにも自分の忘れっぽさの哀しさで、分かってみればシネ・マレーシア2013で見た「The Collector」のサニー・パン。クレジットを見てパンというからには彭だろうと思ったらさにあらずフルネームを漢字で書くと“馮推守”。パン=馮だったか。もう忘れません今後はちゃんとチェックしていきます!
余談ながら、シンガポールやマレーシアの中華系の監督や俳優の名前の読み方が普通話や広東語のそれとはちょっとちがうということはそれなりに学習したつもりでしたがなかなか慣れず、「細い目」のジェイソンことン・チューセンも「呉」姓と思いこんでいたら実際は「黄」姓で、実はそのジェイソン君がすっかり大人っぽくなってゲスト来日し、本日劇場入り口で見かけて舞いあがってサインをもらったりして漢字表記は「黄子祥」であることを確認。でもって本日久しぶりに見た「ムクシン」もあらためて名作で、今は亡きヤスミン・アハマド監督がファミリーと共に登場するエンディングに思わずうるうるでした。。。