許三観(ホ・サムグァン)

コリアン・シネマ・ウィーク2015にて鑑賞。中国のベストセラー作家・余華の「血を売る男(原題:許三観売血記)」を韓国で映画化したハ・ジョンウ監督&主演作。友人に借りて読んだ原作がとても面白く、ハ・ジョンウのファンという点でも共通するその友人と一緒に見てきましたが、原作のごく中国的な設定やドライな可笑しみが韓国映画としてどうアレンジされているのだろうかとちょっとばかり要らん心配をしたりしていたら結果的にそれは本当に要らんお世話で、原作にかなり忠実でありつつ韓国映画らしいウェットさや泣かせどころも加えた上質の娯楽作でした。ニッポン公開は…どうなんでしょうか、アリでもいいと思うんですが…。