宇宙から来たモーツァルト

こと原題「外太空的莫紮特」。CJIFFにて。天文学が好きなのにピアノの練習を父親に強要されている中学生の主人公がクマのぬいぐるみに憑依?した宇宙人と出会い、ミラクルな体験をしていくファンタジーコメディ。最初のうちこのクマのモーツァルトはいわばドラえもんかあるいはTEDかなという印象だったのが次第にオリジナルな面白みを増し、いろいろ盛り込んだ要素をちゃんとまとめていい感じにベタでありつつスマートに仕上げてくる陳思誠監督はやっぱりうまいなと素直に感心してしまいました。で、今回は珍しく監督自身は顔を出さないのねと思ったらクマの声をあてていたとあとからわかってああそうだったかとやられた感。基本的にはキッズ映画ですが主人公の父親役の黄渤をはじめ姚晨、梅婷、範偉、黄覚ら大人キャストの安定感も抜群。とくにびっくりしたのが郎朗が本人役で登場しちゃんと長セリフもありで、おおおおおっとなりました。

今年のCJIFFは7本見るはずが急用のため2本とんでしまったのがちと心残りですがマイスケジュールはこの映画にて楽しく〆ることができたので結果オーライとし、明日からはTIFFに移ります。