PLAN 75

オンライン試写にて。75歳以上の希望者は自分の意思で死を選べる制度「プラン75」が合法化された近未来(というかほぼ現在)のニッポンを舞台に淡々と進行する、誰からも必要とされず(と感じている)生存し続ける意味を感じられなくなった高齢者たち(主演の倍賞千恵子の静かなる名演に鳥肌)と彼らの旅立ちをサポートする職員、関連施設で働くフィリピン人女性の物語。5本の短編から成る国際共同プロジェクト・オムニバス映画「十年 Ten Years Japan」(18)中の1本「PLAN 75」を元に同作の早川千絵監督が長編化し、6月の日本公開に先立ち今月開催のカンヌ映画祭・ある視点部門に正式出品となった、息ぐるしくなるほど淡々とリアルにしみてくる問題作。

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