理大圍城 Q&A

山形国際ドキュメンタリー映画祭の公式youtube にて。

本編は昨日・本日とオンラインで上映。従来と異なり現地まで行かなくても上映作品を見られる(一部不可)のは(コロナのせいではあるけれど)全国の視聴者にとってありがたいことです。かくいう自分は2021年香港インディペンデント映画祭(名古屋会場)にて本編を観賞し、痛ましく、切なく、心が折れかかるほどの衝撃だったもので、今回もう一度見ようか逡巡していたところなぜか急に風邪をひいて(コロナではなかったです、念のため)気力・体力とも絶不調でパスしてしまいました、が幸い昨日のオンラインQ&Aはアーカイブで配信されているのでそちらを見ました。警察に包囲され理工大キャンパス内で籠城した学生たちの団結や怒りや恐れや離脱の様子をリアルかつ冷静に伝えてくる覚悟のドキュメンタリーを世に問うた映像作家たちの中の2人が匿名に徹しつつQ&Aに応じてくれたことに、もちろん映画祭にも、敬意を表します。いつなんどき当局に没収されてしまうかわからない映像群は、彼らが安全と信じる場所に今あるとのこと。歴史の激動をうつしだすこうした映像はもちろん、文書であれ音声であれ大事なのは記録することそれを残すこと。近年とみにそれがないがしろにされている本邦も人ごとじゃなく、心ある人が信念にしたがい記録を保存し開示してくれることを望むばかりです。