千年一問

台湾文化センターとアジアン・パラダイスが共催のイベントシリーズ「台湾映画オンライン上映&トークイベント」第4回目の上映作品。かつて日本・香港・中国大陸にも拠点を置いて活躍した台湾の不世出の漫画家・鄭問のドキュメンタリー。日本未公開作をアフタートークつきで上映してくれるこのイベントは台湾映画ファンには実にうれしい企画で、全回もれなく見られているわけではない自分ながら表題作はマストでした。というのも武侠画の第一人者として鄭問が筆で描く躍動感あふれる独特のタッチにひかれていたからで、といいつつ講談社から出ている「東周英雄伝」も未読というファン未満どころか初心者につき、この2時間15分のドキュメンタリーで「こういう人だったのか。こういう人生だったのか」というのを初めてしっかり認識し味わうことができました(アジパラさんありがとうございます)。より高みをめざしチャレンジを続けていた天才肌にして努力型のアーティスト、50代で亡くなられたのはさぞかし無念だったのでは、、。監督は「擬音(フォーリー・アーティスト)」が17年の東京国際映画祭で上映された王婉柔女史。

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