テルアビブ・オン・ファイア

昨日試写にて。昨年のベネチア国際映画祭InterFilm部門で作品賞を受賞し東京国際映画祭でも上映されたルクセンブルク・仏・イスラエル・ベルギー合作映画。毎日のようにイスラエルパレスチナ間の検問所を通ってパレスチナ製作のメロドラマの撮影現場に通うイスラエル在住のパレスチナ人青年(という設定がなかなかにややこしい)が自分は脚本家だとホラを吹いたことから、家族がそのドラマのファンだという検問所のイスラエル軍司令官がドラマの脚本に口を出し始めてえらいことになっていくスリリングなコメディ。イスラエルパレスチナの関係はそれなりにふまえているつもりだったもののまだまだよく分かってなくて微妙にこんぐらかってしまった部分もありつつ現実的な緊張感とそれを笑いにもっていく力技に刮目。そして、ものすごくフムスを食べたくなる映画でもありました。

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