私は、マリア・カラス

先日試写にて鑑賞。自分も含めオペラには門外漢という人でも三大テノールマリア・カラスの名声を知らぬ者はないのでは。表題作は、プッチーニ作「トスカ」の有名なアリアのタイトルのごとく「歌に生き恋に生き」た不世出の歌姫マリア・カラスの実像に秘蔵の映像や音源、書簡などから肉迫したドラマチックなドキュメンタリー。先述のように門外漢なのでこれまでマリア・カラスについては圧倒的な美貌と歌唱力あるいは恋仲だったギリシャの海運王オナシスとジャクリーン・ケネディとの電撃結婚といったとおりいっぺんのことくらいしか知らなかったもので、没後すでに長い年月がたち書籍や映画でもうだいたい語り尽くされてきたものと思い込んでいて、未公開映像をはじめ多くの知られざる情報がまだこれほど多くあったとはびっくり。それらを手元にとどめていた関係者たちのトム・ヴォルフ監督への信頼感のたまものでしょうか。
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