ミセスK

しばらく出歩いてて更新がとどこおっておりました。表題作は大阪アジアン映画祭にて鑑賞。今回一番見たかった作品であり果たして期待通りの傑作、かつ主演の恵英紅小姐のお姿をおがむこともできて大満足です。何宇恆監督にとって初のアクション映画ながら「Rain Dogs / 太陽雨」や「心魔」に通じるスリラー的不穏さ、小出しにされていく最低限の情報から想像される背後のドラマの厚みはさすがの何宇恆クオリティで、最初から最後までしびれっぱなし。カラ小姐の素晴らしさはもちろん伍佰の予想をはるかに上回るカッコよさに萌え、任達華はこれまた狂ったキャラが三級時代から絶品だけど一段と円熟の境地に。元警官を名乗るあやしいおっさんがどっかで見た顔だなあと思いつつ最後のクレジットでようやく劉永と分かったのは不覚でした。