ある理髪師の物語

TIFFにて観賞。神父さん役の人(エディ・ガルシア)を見て「ブワカウ」の人だと分かった程度で、当初主役だと思いこんでいた人が早い段階で死んじゃって「えっじゃあ誰が主人公なの?」と微妙にあせったり、まさしくその主人公だった「途方に暮れたおばさん」が似合うユージン・ドミンゴが実は国民的コメディスターというのも知らなくて、論評するにはフィリピン映画に関してしろーとすぎる自分ですが、しろーとなりに堪能しました。はっきりしたメッセージ性がありつつ押しつけがましくない洗練された作りが光る社会派作品。上映後のQ&Aに歩きにくそ〜な(失礼っ)ハイヒールで登壇しお茶目なコメントで会場を沸かせたユージン・ドミンゴ小姐の本来の姿(?)であるコメディ作品もちゃんと見なくてはと心に誓いました。