奪還者

日劇場にて鑑賞。タラちゃん大絶賛という評判だけで話も何もまっさらで見まして、この映画に関してはそれが正解だった気がする、何についての映画なのか出てくる連中は何者なのか考えたり考えるのをやめたりしながら生きるも死ぬのも運次第のような荒廃した終末観にじっくり付き合うこと自体を味わう映画というか…結果、分かったこともあり分からなかったこともあり分からないところは実は手がかりがあちこちにあったようでまた見たくなる印象深い1本。冒頭のドライブイン(?)に東南アジアっぽい(どこかしら)男たちがいたり演歌調の歌謡が流れていたり、ロバート・パティンソン(イケメンだからこそというべきかヨゴレ役が似合う!)演じる“弟”がカタコトの中国語でしゃべる場面があったり、移民大国オーストラリアの映画的世紀末イメージはこうなのかなとなんとなく納得。奇妙な老女役で鉄馬の女@マッドマックス 怒りのデス・ロードの1人ジリアン・ジョーンズ(とあとから知ったのですが)が登場するのもツボ。主演のガイ・ピアースはこれまで特にファンてわけではなかったけれど今回はちょっとぐらりときそうになりました。
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