ジャ・ジャンクー、フェンヤンの子

FILMeXにて鑑賞。賈樟柯の映画とその撮影場所、あるいは作品の原風景を監督とともに故郷の山西省汾陽および北京でたどりなおしたドキュメンタリー。賈樟柯監督は自身の作品について明快かつ雄弁に語る人という印象を自分はこれまで持っていて、映画でもその語り口は半分くらいは印象どおり、あとの半分が監督としてではなく“汾陽の子”としての素顔や屈託のような部分にも迫っていて新たに強く印象に残りました。賈樟柯作品はおおむね好きですが今いちピンとこなかったものもあり、ただし映画音楽に関しては林強作曲のものも往年のポップスも全部好きなんだよなーというのを再認識。本日の上映は完成版ではない(編集は完成。映像のクオリティを高めるのとエンドクレジットをこれから入れる)とのことで、完成版ができたらぜひまた見たいです。